福岡で自動運転バスの実証実験!
福岡市のアイランドシティで、11月9日から21日まで自動運転バスの実証実験が実施されています。このプロジェクトは、BRJ株式会社が手掛けており、地域の交通手段を革新することを目的としています。今回の実験では、一般の方々にも無料で自動運転バスを利用する機会が提供されました。
実証実験の概要
この実証実験は、特定の停留所を巡る形で行われており、一周の所要時間は約17分です。乗客は香椎照葉一丁目を出発地点として、照葉小中学校東、アイランドアイ南、こども病院前、アイランドシティ中央公園、照葉パビリオンを経由し、再び出発地点に戻ります。使用される自動運転バスは、オーブテック社の「Mica」で、最大8人(オペレーター含む)が乗車可能です。
安全性に配慮した運行
実験中のバスには最新のLiDAR(ライダー)センサーが搭載されており、周囲の状況を的確に把握しながら走行します。このため、運転手が不要で、バス自身が自動的に運行を制御します。ただし、安全を最大限に考慮し、オペレーターが同乗し、レベル2の運行方式で行っています。
アンケート結果の中間報告
実験期間中、実際にバスに乗車した方々を対象にアンケート調査を実施しました。調査によると、なんと98%の人が自動運転車両の再利用を希望していることが分かりました。また、93%の方が乗車中に危険を感じなかったと回答しており、多くの乗客がこの新しい交通手段に対して高い安全性を実感したことが伺えます。
地域交通の新たな形
BRJ株式会社は、「人と街に感謝される未来の公共交通を創る」という理念のもと、次世代モビリティの発展に貢献する事業を展開しています。これまでの交通手段では実現できなかった、地域ごとに最適化した交通オペレーションを提供し、地方の「交通空白」の解消に取り組んでいます。社長の宮内秀明さんは、物流トラックのドライバーとしての経験から、安全対策の重要性を深く理解し、自動運転バスのプロジェクトに注力しています。
取材のお知らせ
また、今回の実証実験では、自動運転バスの試乗や取材が可能です。興味があるメディアの方々は、担当の細貝までご連絡ください。詳細な内容や取材の調整についてお答えします。
自動運転バスが福岡の交通シーンに新しい風を吹き込む中、今後の展開が楽しみです。この実証実験を通じて、地域での自動運転サービスの普及が期待されます。