次世代冷却技術
2026-08-20 08:49:12

福岡大学と共同研究、次世代冷却技術「CoolSkin®」の実証実験結果

福岡大学との共同研究によって証明された「CoolSkin®」技術



株式会社セイコー・エステート&ディベロップメント(以下、セイコー・エステート)は、福岡大学との連携を通じて、次世代冷却技術「CoolSkin®」の実証実験を行いました。この研究では、猛暑の問題にアプローチし、建物自体に暑さへの対応能力を持たせる新しい建築技術を目指しています。特に、実験によって最大4.66℃の温度差が確認されたことが話題となっています。

実験の背景と目的



昨今、日本国内で猛暑が続く中、熱中症による救急搬送が増え、住居内での熱中症発生も無視できない状況です。これを受けて、福岡大学と共同で研究を進めることが決定。「CoolSkin®」は、水の蒸発冷却を原理とし、建物外壁から室内の温度を下げることを目指しています。2026年5月に特許出願が行われ、この実験はその第一歩となります。

実際の実験結果



屋内実証実験では、通常条件とCoolSkin条件での温度を比較しました。以下が主な測定結果です:
  • - 内壁の外側: 40.73℃ → 36.23℃(4.50℃低い)
  • - 内壁の室内側: 39.34℃ → 34.68℃(4.66℃低い)
  • - 断熱材室内側: 25.38℃ → 23.52℃(1.86℃低い)
  • - 室温: 23.39℃ → 21.68℃(1.71℃低い)
これらの結果から、特に内壁の室内側での4.66℃の低下が強調されています。

研究の意義



今回の結果は、単に数字としての温度変化にとどまらず、CoolSkin®による外壁側へのアプローチが室内熱環境にどのような影響を与えるかを示唆します。これからの研究では、実建物における環境条件の再現性や、消費電力量や水使用量、ランニングコスト、耐久性、安全性など、具体的な実用性を検証していく予定です。

冷却技術の未来と建物への導入



「CoolSkin®」が実用化の段階に達した際には、セイコー・エステートが展開する投資用新築アパートブランド「LEGENDE(レゲンデ)」にその技術を組み込むことを検討しています。このように、先進的な研究を通じてただ単に冷却するのではなく、長期的なエネルギーの効率化や環境への貢献を見据えた技術へと進化させていく意欲を示しています。

さいごに



セイコー・エステートの代表取締役、髙木政利氏は、今回の研究結果をもとにさらに実用化へ向けたステップを進めていく意向を示しています。「CoolSkin®」が未来の建物にとってどのような価値を生むのか、福岡エリアを舞台にした新たな挑戦が注目されます。今後の研究結果や進展に期待を寄せたいですね。


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