高齢のおひとりさまが増加する中で変わる葬儀事情
近年、日本は超高齢社会に突入し、それに伴い『高齢のおひとりさま』と呼ばれる65歳以上の単身世帯が増加しています。これに伴い葬儀のスタイルも大きく変わりつつあります。その中で特に注目されるのが、『直葬』の増加です。
直葬とは何か?
直葬とは、通夜や告別式を行わず、火葬のみで葬儀を済ませる形態のことを指します。この選択が注目される背景には、結婚しない人や子どもを持たない人が増えていることが挙げられます。身寄りのない高齢者が増える中で、従来の形態の葬儀ではなく、費用を抑える意味でも直葬が選ばれやすくなっています。
福岡での説明会開催
株式会社Mシステムズが主催する『おひとりさまの終活』説明会が、2025年6月17日に福岡市天神で開催されます。この説明会では、『直葬』や終活に関する具体的な情報を提供します。事前にしっかりとした情報を得ることで、自身の最期についての不安を解消することができるでしょう。
生前に申込むケースが増加
最近では、生前に自分自身で直葬を申込む方が増加しています。実際、Mシステムズでは生前申込を行う方が全体の70%以上を占めているそうです。生前申込プランでは、病院からの搬送や火葬の具体的な内容、納骨や供養の方法について事前に細かく決めておくことができるため、非常に便利です。
これは特に、親族が遠方にいたり、高齢で親族がいない方からのニーズが高まっています。自分の希望を確認しておくことで、亡くなった後の手続きがスムーズに進むため、安心して終末を迎えることができるという大きな利点があります。
お客様の声
こうしたプランについて、お客様からも多くの感謝の声が寄せられています。例えば、70代の男性の方は「生前に手配したことで、最期の心配がなくなり気持ちが軽くなった」と話しています。また、50代女性のお客様は、独居していた叔父が事前に手配をしていたことで、葬儀手続きがスムーズに進み、非常に助かったとのことです。
最後まで家族に負担をかけたくない
生前申込プランを立ち上げるきっかけとなったのは、あるお孫さんの言葉でした。「おばあちゃんは、最後まで家族の負担になりたくないと思っていましたが、葬儀に関する準備ができなかったことを常に気にしていました」とのこと。このような思いをのせて、より多くの方が安心して葬儀を迎えられるよう選択肢を増やしていくことが大切です。
まとめ
『直葬』が増える中、葬儀業界も変化を遂げています。安心して自分の葬儀について考えるためには、生前に準備を整えておくことが大切です。福岡で開催される説明会に参加し、情報収集を行ってみてはいかがでしょうか。自分自身の希望を明確にし、家族に負担をかけないための一歩を踏み出すことができるかもしれません。