AIが業務をスムーズにする新サービス「シルシル」
福岡市を拠点とする株式会社西日本新聞メディアラボが、AI技術を駆使した新しいプラットフォームサービス「シルシル」を本日よりスタートさせました。このサービスは、社内の各種情報を一元管理し、AIが即座に回答を提供することで、責任者や従業員による“わからない”という課題を解決します。
シルシルの特徴
「シルシル」は二つの主要な機能から構成されています。まず、一つ目は「シルシル for ナレッジ」です。これは、社内の規定やマニュアル、営業資料といった様々な情報をAIが整理し、必要な情報を瞬時に検索・取得できるシステムです。
この機能によって、新入社員のOJTや部門横断の情報共有が格段にスムーズになります。また、総務や人事部門に寄せられる問い合わせの負担も軽減され、業務効率が向上します。従業員は面倒な質問をすることなく、“聞くだけ”で必要な情報にアクセスできるのが大きな魅力です。
もう一つの機能
二つ目の機能「シルシル for インサイト」は、企業が運営するWebサイトのデータを分析する支援を行います。Google Analytics 4(GA4)との連携により、アクセス傾向や流入経路を把握し、AIが有意義な改善点を提案します。
この機能は、特にマーケティング担当者にとって心強い味方となるでしょう。レポートの作成工数を削減し、経営層への迅速で分かりやすい情報提供が可能となります。各機能は単独でも利用できるため、企業のニーズに応じてフレキシブルに導入できます。
セキュリティと料金
「シルシル」を導入するにあたっては、セキュリティも非常に重要です。Google Cloudを利用した暗号化処理により、機密情報が漏洩するリスクを抑えています。導入コストは、「シルシル for ナレッジ」が月額5万円から、「シルシル for インサイト」が月額3万円からとなっています。さらに初期費用も別途必要です。
今後も、デジタル技術とクリエイティブなアプローチを組み合わせて、企業や地域の課題解決に取り組む姿勢を貫いていくとのことです。
まとめ
「シルシル」は、私たちの働き方を変える新たなツールとして大いに期待されます。鹿児島や宮崎など九州各地の企業でも導入が進んでいくことでしょう。そして何より、従業員の成長を促し、企業の発展につなげていくための力強いサポートを提供してくれるはずです。福岡発のこの革新に期待が寄せられています。さあ、新たな情報整理の時代を迎えましょう。