バーテンダーコンペ
2025-07-23 14:47:39

持続可能なカクテルの祭典!バーテンダーコンペティション決勝戦を開催

持続可能なカクテルの祭典



2025年7月14日、東京エディション虎ノ門の「Gold Bar at EDITION」にて、マリオット・インターナショナルが主催する日本地区決勝戦の「サステナブルバーテンダーコンペティション」が開催されました。このコンペティションは、全国のマリオット系列ホテルから選ばれたバーテンダーたちが、独自のカクテルを披露し、その持続可能な取り組みを競い合う華やかなイベントです。昨年に続き、今年も数多くのホテルからのエントリーがありました。

競技の進行と審査基準



日本全国から選ばれた111軒のホテルから応募があり、最終的に選ばれた10名のバーテンダーがこの決勝に進出しました。コンペティションでは、持続可能な食材の使用、レシピの独自性、マーケティングの実績などが審査のポイントとなりました。特に、カクテルがどのように地域の特色や出身地を反映しているかが重視され、審査員たちによって丁寧に評価されました。

この日の結果として、ザ・リッツ・カールトン福岡の山中秀仁さんの「Legumes oublies」が見事1位に輝きました。続いて、ザ・リッツ・カールトン日光の竹山世里さんの「SHIN-RYOKU」が2位を受賞しました。優勝者は今後行われるアジア太平洋地区の決勝戦に日本を代表して出場します。

優れたカクテルの紹介



「Legumes oublies」



山中さんが手がけた「Legumes oublies」は、忘れられた在来野菜をテーマにしたカクテルです。地元の食材を活かし、ホテルの廃棄物を活用した本物の小松菜や、スギナ、ほうれん草、トマトなどを使用。このカクテルは、層になった鮮やかな緑色が特徴で、無添加のテキーラ『Código 1530』と共に、自然の恵みを感じられる一杯に仕上げられています。制作を通じて、失われつつある食文化の価値を伝えたいという思いが込められています。

「SHIN-RYOKU」



竹山さんの「SHIN-RYOKU」は、奥日光の新緑の風景からインスピレーションを得たカクテルです。基盤には、季の美 京都ドライジンを使用し、さらに栃木県鹿沼市の板荷茶と日光の水で仕込んだ日本酒「清開」を組み合わせました。このカクテルは清々しさと、豊かな風味が見事に融合し、飲む人を初夏の自然の中へと誘います。新芽の香りやそよ風の感触を感じる瞬間を表現した一杯で、飲むだけで癒される体験を提供しています。

グローバルなホスピタリティと持続可能性



マリオット・インターナショナルは、世界中のホテル運営において持続可能な取り組みを重視し、このコンペティションはその一環として開催されています。バーテンディングの技術とともに、環境へ配慮した材料を使ったカクテル作りを称賛するこのイベントは、参加者にとっても貴重な体験となりました。

今後の展望



日本地区決勝戦を勝ち抜いた山中選手は、アジア太平洋地区の決勝へと進むことになり、その活躍が注目されます。また、サステナビリティをテーマにしたバーテンダーコンペティションは、今後もマリオット・インターナショナルの取り組みの中で重要な役割を果たしていくでしょう。

このようなイベントを通じて、多くの人々が持続可能な生産や消費の大切さを再認識し、今後の料理・飲食業界における環境意識の向上に寄与することが期待されます。持続可能なカクテルの美味しさと、その背後にあるストーリーを通じて、今後もバーテンダーたちの挑戦に注目していきたいものです。


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