YEデジタル 「MMLogiStation」がSAP EWMと連携
株式会社YEデジタルが提供するWES(Warehouse Execution System)「MMLogiStation」は、2023年7月にSAP Extended Warehouse Management(SAP EWM)との連携オプションを新たにリリースしました。この新機能により、SAP EWMを使用する企業は、倉庫内の在庫管理から出荷までの全過程において、高度なトレーサビリティを実現できます。
SAP EWMとは
SAP EWMは大手企業やグローバル企業に広く利用されている、SAP社が提供するERPシステムに組み込まれた倉庫管理のモジュールです。このシステムは、SAP S/4HANAとのシームレスな連携を果たし、倉庫内での作業と製品の入荷・出荷管理を同期させることで、サプライチェーン全体の効率性を高める役割を担っています。製造業や物流、小売業など、多様な業種での導入が進んでいます。
WESとSAP EWMの連携がもたらす利点
「MMLogiStation」では、SAP EWMの荷役単位(Handling Unit)とシリアル番号を用いた個別管理が可能になりました。この新機能により、物流オペレーションに関する透明性が向上し、リアルタイムでの製品追跡が実現。トレーサビリティの強化により、出荷精度や在庫管理が向上し、顧客満足度の向上にもつながります。
なお、シリアル番号による製品単位管理は、SAP EWM以外の様々なWMS(Warehouse Management System)とも連携可能で、柔軟なシステム構成が許可されています。
持続可能な物流を目指すYEデジタル
YEデジタルは、物流の現場における労働力不足が進行する中で、持続可能な物流の実現に向けた取り組みを強化しています。物量が増加する中で、効率的で透明性のある物流システムを構築することが求められています。「MMLogiStation」は様々なシステムや機器と容易に接続でき、倉庫の自動化やデータ管理を推進します。これにより、全体のサプライチェーンの効率化と透明性向上に寄与することを目指しています。
今後もYEデジタルは、「持続可能な物流」の概念を中心に様々なテクノロジーを駆使し、お客様と共に新たな物流の未来を模索し続けていく所存です。
会社概要
株式会社YE DIGITALは1978年に設立され、福岡県北九州市に本社を構えています。主な事業内容には、ERPグローバル展開支援やデータ連携基盤、さらにIoTソリューションなどが含まれており、物流業界に特化した革新的なサービスを提供しています。これらの取り組みを通じて、YEデジタルは顧客企業の成長を支援し、持続可能な社会の実現にも寄与していきます。
おわりに
YEデジタルのWES「MMLogiStation」は、業界のニーズに応え、さらなる進化を遂げています。SAP EWMとの連携を通じて、物流業界の効率化はもちろん、透明性の確保にも寄与するこのサービスが、今後多くの企業にとって不可欠な存在となることでしょう。