久留米工業大学にて熱戦展開!コマ大戦振り返り
2025年10月11日からの2日間、福岡県久留米市に位置する久留米工業大学で、学園祭が開催され、その初日に「コマ大戦 久留米工業大学場所」が行われました。この大会には、多くの学生と企業、一般参加者が集まり、自作のコマで競い合う熱戦が繰り広げられました。
コマ大戦は全国で人気を博しており、自作のコマを対戦させることで、その技術や創造性を競うイベントです。参加者たちが使用したコマは、素材やデザイン、サイズ、重さなど、実に多種多様で、結果として「大きさや重さだけでは勝てない」という楽しむポイントも多いのです。ここには、参加者一人一人の創意工夫や技術力が反映されており、その競い合いが観客を魅了します。
今大会には昨年を上回る34名が出場。その中に、本学の機械システム工学科に在学中の学生がいました。彼は、「二級機械加工技能士」の資格を持つ優秀な学生で、自ら制作した鏡餅型のコマを使用して見事3位入賞を果たしました。この成果は、彼の技術と努力の賜物です。
実は、この機械システム工学科の「ものづくり演習」では、学生たちが力学や素材、加工技術などを学びながら、実際にものを作る経験を積むことができます。そして、このコマ大戦もその一環として位置付けられています。学生が自作のコマを用いて戦うことで、理論だけでなく実践的なスキルが身に付くのです。
今年のイベントには特別ゲストとして、唯一無二の「コマ博士」山崎詩郎先生も参加しました。博士の講演会も行われ、会場には子供たちの姿が見られ、さらにそこで行われたコマ体験会では、彼らが自らの手でコマ作りを楽しむ様子が見受けられました。博士自身も選手兼解説者として大会に参加し、会場の雰囲気を一層盛り上げてくれました。
また、今年の大会ではスポンサー企業による「企業賞」を設け、優秀な作品には各企業からの表彰が行われました。この賞は、学生と企業の交流を深める貴重な機会であり、評価の高かった学生に対してのサポートも期待できる重要なシステムです。
大会の詳細な様子については、
こちらの記事をご覧ください。今回のコマ大戦を通じて、学生たちの技術力や創造性が試されただけでなく、学生同士や企業との交流も深まった素晴らしいイベントでした。本学が誇るものづくりの精神が、今後も地域に根付いていくことを期待しています。