広島県信用組合が提唱する新たなビジネスカジュアル
広島県信用組合が、職員の多様な働き方を促進するために導入する「ケンシンビジネススタイル」。2028年3月には、全ての女性職員が制服を廃止し、男女ともにビジネスカジュアルを取り入れることを目指しています。この新たなスタイルの基準を示す「スタイルブック」が、オーダースーツブランドの「DIFFERENCE(ディファレンス)」と共同で作成されました。
「ケンシンビジネススタイル」の背景
広島県信用組合は、地域密着型の非営利金融機関として設立され、組合員の利益を第一に考えた経営を行っています。多様な働き方を意識しながら、職員が快適に働ける環境を提供するために、この新しいビジネスカジュアルが提案されました。これにより、職員それぞれが自分らしさを保ちながら、適切な場面での服装が選べるようになります。
スタイルブックの内容
スタイルブックでは、広島県信用組合で従来から使用されているマナーマニュアル「清潔・さわやかさ」「周囲との調和」「謙虚さ」に基づくスタイルを示しつつ、良い例と悪い例の写真を交えて分かりやすく解説しています。これにより、新しいビジネスカジュアルの理解が深まることでしょう。
「DIFFERENCE」の役割
株式会社コナカが展開する「DIFFERENCE」は、ビジネスウェアのカジュアル化に適応した製品開発に取り組んできました。カジュアルなスーツやセットアップを提供しつつ、動きやすさと快適さを求める方々のニーズに応えています。新たなスタイルの提案においても、彼らが培った専門知識が活かされています。
スタイリスト徳原文子氏によるレディースコレクション
また、スタイリストの徳原文子氏が手掛けるレディースコレクションも注目です。長年、ファッション業界で活躍してきた彼女のセンスを魅力的に取り入れたオーダースーツは、大人の女性にぴったりの「品格」と「こなれ感」を両立させています。このコレクションを通じて、女性のプロフェッショナルな姿をさらに引き出すことが期待されています。
デジタルカタログの公開
さらに、「DIFFERENCE」では、徳原文子氏が監修したレディースラインを掲載したデジタルカタログを公開しています。女性の魅力を引き立てる洗練されたデザインが勢揃いしており、ぜひその世界観を体験してみてください。
デジタルカタログのリンクは
こちらです。
今後の展望
広島県信用組合と「DIFFERENCE」の共同プロジェクトは、地域社会における働き方の未来を切り開く試みと言えるでしょう。この新たなビジネスカジュアルは、単なる服装の変更に留まらず、職員の意識改革にも寄与すると期待されています。これからも、地域内での活躍を支えるため、労働環境の整備は重要な課題として取り組んでいくことが求められます。地域経済の活性化を目指して、引き続き「ケンシンビジネススタイル」の実現に向けて進んでいくことでしょう。