昭光通商とハンノン・ケミカルズ、医薬品添加物を供給する基本契約を締結

昭光通商とハンノン・ケミカルズ、医薬品添加物契約を締結

昭光通商株式会社が、韓国のハンノン・ケミカルズとの間で医薬品添加物であるポリアクリル酸部分中和物の販売基本契約を2025年5月に締結しました。この契約は、両社の長年の信頼関係に基づいています。

ポリアクリル酸部分中和物とは？

ポリアクリル酸部分中和物は、主にパップ剤（湿布薬）や冷却シートの基材として用いられる、水溶性高分子です。アクリル酸を原料とし、粘着性や増粘性といった特性を持っています。高齢者の増加に伴い、これらの製品はますます重要になってきています。また、夏の熱中症対策や、病気による発熱時のケア用品としての需要も期待されています。

販売エリアの展望

昭光通商は、2026年3月からポリアクリル酸部分中和物の販売を開始予定で、東アジア・東南アジア市場の拡大を見越して総代理店としての役割を果たします。これまでの取引実績を活かし、成熟した医療市場でのシェアを掴むための戦略が進められています。

市場ニーズの背景

今日、パップ剤や冷却シートのニーズが高まっている背景には、国民の高齢化や健康意識の向上があります。特に高齢者にとって、簡単に使用できる医療用製品は欠かせないものとなっています。これにより、ポリアクリル酸部分中和物のような新しい医薬品添加物の市場も大きく拡大することが見込まれています。

ハンノン・ケミカルズの医薬品市場へのアプローチ

ハンノン・ケミカルズは、ポリアクリル酸部分中和物の製造に加え、カルボキシビニルポリマーといった他の医薬品添加物の開発販売も計画しています。この新たな市場への進出は、昭光通商にとっても大きなビジネスチャンスとなることでしょう。

お問い合わせ先

ポリアクリル酸部分中和物に関する詳細は、昭光通商の公式サイトやお問い合わせ窓口を通じて確認できます。今後の展開に注意が集まります。

昭光通商株式会社
住所: 東京都港区芝浦三丁目1番1号田町ステーションタワーN 31階
代表取締役社長: 渡邉健太郎
設立: 1947年5月
* URL: 昭光通商公式サイト