北九州市、全国初のZ世代課設立による行政改革の挑戦
最近、北九州市が設立した「Z世代課」が全国初の試みとして注目を集めています。これは従来の「若者を支援する対象」という考え方を改め、若者を「共創パートナー」として位置づける取り組みです。この変革が、全国の行革の参考モデルとして評価され、89の事例の中から「行革甲子園2026」のファイナリスト6団体に選ばれました。
行政改革の新しい形
北九州市のアプローチは、若者施策ではなく、行政そのものの改革にまで踏み込んでいます。具体的には、若者に自らの価値観を行政に反映させるための環境を整え、共に企画や運営に関わらせています。この過程で、若者と行政が協力し、地域のニーズをより正確に捉えることができるようになります。
市政の発信でも「温故知新」をもじった「温Z知新」という言葉が使われ、若者から学ぶ姿勢が強調されています。この新たな視点から、行政や企業は若者との関係性を見つめ直しています。
具体的な取り組み
北九州市では、いくつかの具体的な活動が始まっています。例えば、「Z世代はみ出せコンテスト」がその一つです。このコンテストでは全国から自由なアイデアを募集し、最大300万円と伴走支援を通じて、実現へと導いています。これにはVR成人式や飲食店トレーディングカードなど、創造的なプロジェクトが含まれています。
さらに、若者を市の会議や民間プロジェクトへ派遣する「Z世代課パートナーズ」プログラムも立ち上げられました。ここでは、若者が意見を述べるだけでなく、具体的な企画・運営に参加しています。
また、JR小倉駅には若者の「堂々と踊れる場所がほしい」という声から、常設のダンススペース「KOKURA DANCE STATION」が誕生しました。これは地域の特色を反映した素晴らしい取り組みです。さらに、金融機関との連携で、若者が簡単に預金を通して自身の挑戦を応援できる「Cheer Box」も新たにスタートしています。
2年間での成果
このような取り組みを始めてからわずか2年間で、北九州市は「共創」の概念を地域社会に広げることに成功しています。「Z世代はみ出せコンテスト」には89件の応募が寄せられ、パートナーズには52人が参加して活躍しています。メディアにも165件の掲載があり、注目度が高まる一方、Cheer Boxでは1億2200万円の預金が集まりました。
行革甲子園での発信
今回の「行革甲子園」では、若者施策を紹介するだけでなく、若者を共創パートナーとして扱う行政改革の推進を全国にアピールします。この取り組みは、ただの支援ではなく、互いに学び合いながら地域を良くする可能性を秘めています。
行革甲子園の詳細情報は、公式サイトにて確認できます。観覧希望者は事前に申込みが必要なため、早めのチェックが推奨されます。オンラインでの視聴も可能で、若者が共創する新たな行政の未来を目撃してみてはいかがでしょうか。