東峰村観光ダッシュボードの概要
福岡県東峰村は、地域経済の活性化を目的として「東峰村観光ダッシュボード」を構築しました。このシステムは、NTT西日本と地域創生Coデザイン研究所の協力のもと、村が保有するさまざまなデータを統合し、可視化することを目指しています。具体的には、地域通貨の利用状況や村内の人の動き、観光関連のウェブサイトのアクセスログなど、多岐にわたるデータを一つのプラットフォームにまとめています。これにより、地域の実態把握や政策立案が効率的に行える環境が整備されるのです。
背景と目的
この取り組みは、2023年1月に締結された「まちづくりや住民サービスに関するICT連携協定」に基づいており、地域課題の解決を目指しています。地域データを再活用することで、観光や経済の活性化に向けた施策を具体的に打ち出すことが可能となります。今後、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて、地域のさまざまな課題に対する取り組みを続けていく所存です。
システムの中身
「東峰村観光ダッシュボード」は、主に3つの要素で構成されています。まず一つ目は、地域通貨の利用状況を分析し、どのように地域内で流通しているかを把握することです。これにより、地元経済の循環を促進する施策をデータに基づいて計画することができます。
二つ目は、人の動きに関するデータです。観光客の流入状況や村民の移動パターンを分析することで、どのエリアが人気でどのエリアが改善の余地があるかを明確にします。これにより、的確な施策を打ち出す基盤が整います。
三つ目は、東峰村観光公式サイトのアクセスデータです。どの情報が最も注目されているかを把握することで、マーケティング戦略や情報発信の強化が図れます。
参加事業者の役割
このプロジェクトには、東峰村、NTT西日本、地域創生Coデザイン研究所が関与しています。東峰村は地域データを提供し、システムの要件を整理します。一方、NTT西日本は地域課題解決に向けたデジタル施策の企画と検討を行い、地域創生Coデザイン研究所はシステムの構築に向けた仕様を検討します。
結果と今後の展望
今後、一般社団法人東峰むらたび観光局と連携し、構築したダッシュボードを活用した勉強会を実施する予定です。また、データを基にした事業者支援や観光施策の検討も行い、EBPM(証拠に基づく政策立案)の推進に力を入れていきます。
このように、東峰村はデジタル技術を活用して地域の課題解決に取り組み、持続可能な地域づくりを目指しています。地域の人々や観光客にとってより魅力的な場所になるよう、引き続き努力していくことでしょう。