鹿児島の新たなDX拠点、アルサーガパートナーズの挑戦
2025年9月5日、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するアルサーガパートナーズ株式会社が、九州4拠点目となる鹿児島オフィスを新設しました。本社を東京に構え、2021年に熊本へ進出し、2023年には福岡にオフィスを開設した同社が、さらに九州地域に根を下ろすこととなります。
このたびの設立に際し、鹿児島市との間で立地協定を締結。鹿児島市長も出席した協定締結式では、地元自治体との協力体制が強化されることが強調されました。
若年層の人材プールに期待
アルサーガパートナーズは、全国的なDX推進の要となり得る地域である鹿児島の地理的優位性、加えて将来性を秘めた若年層の人材プールに注目。地域経済を活性化し、新たなビジネスチャンスを生み出すことを狙っています。そのため、地元企業とのネットワークを強化し、地域全体でのDX推進にも貢献していく方針です。
企業誘致施策を活用
新拠点の設立により、鹿児島市が進める企業誘致施策を活用することが可能になり、よりスムーズなオフィス環境の整備や人材採用を実現できます。地元の企業と連携しながら、地域密着型のDX推進が期待されます。
地域格差を解消する役割
アルサーガパートナーズは、これまでも「地方格差や東京一極集中の改善」を目指し、地方DX人材の育成に力を入れてきました。この新オフィスは、その挑戦の一環と位置付けられており、鹿児島県内を含む様々な地方企業に対して、DX支援を通じて事業拡大を後押しする役割を担う予定です。
地域と共に歩むパートナーシップ
代表の小俣氏は、「地域にいながらにもかかわらず、高度なキャリアを築く環境を提供することが目標」と語り、若い世代への新たな選択肢を提示するとともに、東京の強みも活かしながら鹿児島でのビジネスモデルを展開する考えを示しました。オフィスの開設は2025年10月を予定しており、その準備が着々と進められています。
まとめ
アルサーガパートナーズの鹿児島オフィスは、DX推進の新たなハブとしての役割を持ち、地域の人材育成と経済の活性化に寄与することが期待されています。今後、地方におけるIT人材の現場経験を積む機会が増えることで、鹿児島におけるデジタル経済がさらに発展することが予想され、その成果が地域全体に広がっていくことを誰もが期待しています。