福岡市が介護分野でのDX促進を掲げる
福岡市は、合百会社オートケアが率いるコンソーシアムを通じて、介護業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の普及を促進する新たな事業を開始しました。この取り組みは、福岡市内の介護事業所を対象に、生産性向上のための支援やICT機器の導入を推進することを目的としています。
合同会社オートケアの取り組み
合同会社オートケアは、これまでに福岡県や熊本県、宮崎県で数多くのDX支援を行ってきた実績があります。この経験を基に、介護現場が抱える「人材不足」や「業務負担」、さらには「デジタル化の壁」といった課題に対して、個別の事業所に応じた最適な解決策を提案します。
特に注目したいのは、AIとDXを融合させた「AX(AI Transformation)」です。この手法を通じて、生産性の向上を実現するための体制を構築し、短期的な成果にとどまらない、持続可能な改善を目指します。
コンソーシアムの構成
この取り組みは、合百会社オートケアに加えて、株式会社フォーバルと株式会社さわやか倶楽部の3社によって推進されます。各社が異なる専門分野に特化しており、役割分担を行いながら、より効果的な支援を行うことが期待されています。
- - 株式会社フォーバルは、IT機器の管理サービスやコールセンターによる遠隔サポートを担当し、技術面での支援を行います。
- - 株式会社さわやか倶楽部は広報やコンテンツ制作を担当し、SNS運用やポータルサイトの構築を通じて、介護業界の情報発信を強化します。
DXのチャレンジへの支援
このコンソーシアムは、介護事業所が安心してDXの一歩を踏み出せるよう、各社の強みを活かした多角的なアプローチを取ります。これにより、業務の効率化や生産性向上に寄与していく予定です。
事業の今後の展開
このDX推進事業の実施期間は、令和7年10月から令和8年3月までを予定しており、この期間中に得られる成果は、将来的に九州地域全体での更なる介護DX支援事業の展開にも繋がることでしょう。地域社会への貢献を目指すこのプロジェクトは、福岡市の介護業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。
お問い合わせ
本件に関しての問い合わせは、合同会社オートケアの広報担当までお願いいたします。メールアドレスは
[email protected]。
会社概要
合同会社オートケアは、国立大学法人九州工業大学の技術を活用した国立大学発のベンチャー企業です。介護業界におけるAIとIoTの普及を目指し、ケア記録AIアプリや介護ITインストラクターの養成、DXコンサルティングなどを提供しています。