福岡市のDX普及促進に向けた取り組みとフォーバルの役割

福岡市が進める「DX普及促進事業」において、株式会社フォーバルが主導的な役割を果たすこととなりました。デジタル化の進展は市民や地域企業にとって重要な課題であり、福岡市もこの流れに対応すべく、地域経済の活性化を目指しています。フォーバルはこの事業において、合同会社オートケア、株式会社さわやか倶楽部とのコンソーシアムを結成し、最優秀提案者として選定されました。

事業の背景と目的

福岡市は地域経済の活性化を図るため、デジタル技術の導入を支援するプログラムを開始しました。これは、急速に変化する社会において、特に介護業界におけるデジタル化の重要性を理解し、具体的な支援が必要であるとの認識からです。福岡市内の介護事業所に対して、DXの普及を図る取り組みを進めていくことで、業界全体の効率化やサービス向上を目指しています。

フォーバルは、業務改善やITサポートの専門家としての経験を活かし、地域事業者が抱える課題を解決する手助けを行います。これは単なるサービス提供にとどまらず、持続可能な経営基盤の確立を支援することにもつながります。

提供するサービス

本事業でフォーバルが提供する主なサービスには、次のようなものがあります。

1. カスタマーコミュニケーションセンター（CCC）

フォーバルのカスタマーコミュニケーションセンターは、月間約20,000件のサポート実績を誇ります。地域の事業者が抱えるIT機器のトラブルや操作方法に関する「わからない」や「困った」に対し、遠隔操作を通じてのサポートを行います。

2. IT機器の見える化と健康診断システム「アイコンカルテ」

このシステムは、PCや関連機器の状態を自動的に収集し可視化することが可能です。これにより、IT資産を一元的に管理し、OSの更新期限や温度の異常、ウイルス対策ソフトの期限を事前に通知することができます。これにより、トラブルを未然に防ぎ、より安全なIT環境を提供します。

また、このシステムはITに不慣れな方でも利用が始めやすい設計となっているため、導入のハードルを低く抑えることができます。

地域経済における役割

これらの取り組みを通じて、フォーバルは地域事業者のIT環境の健全化と業務効率化を実現し、福岡市のDX推進に大きく寄与していくことを目指しています。デジタル化が進むことで、介護事業者の業務は効率化され、より良いサービスの提供が期待できます。

株式会社フォーバルの概要

株式会社フォーバルは、1960年代から活躍し続ける企業で、「企業ドクター」として知られる次世代経営コンサルタント集団です。ESG経営を可視化し、中小企業をターゲットにした戦略的な支援を行っています。特に、中小企業が抱える様々な課題に対し、政府が掲げる4つの原動力を基にした支援を通じ、地域経済の持続可能な発展を目指しています。

フォーバルの主な事業領域は「情報通信」「海外」「環境」「人材・教育」「起業・事業承継」と多岐に渡りますが、今回のDX普及促進事業は、その一環として地域企業と共に成長していくことを目指す重要な取り組みです。