北九州の不動産取引が変わる！電子契約を使った新サービスとは

北九州の不動産革命が始まる

不動産取引におけるテクノロジーの活用が進む中、北九州の不動産市場でも大きな変革が期待されています。創業51年を迎える株式会社不動産中央情報センターは、約19,000件の賃貸物件を管理し、地域に密着したサービスを展開してきました。そんな同社が、イタンジ株式会社の提供する電子契約システム「電子契約くん」を導入することが決定しました。この新しいシステムは、2025年7月から運用を開始し、不動産取引のプロセスを大きく変えることになります。

テクノロジーがもたらす利便性

2022年5月に施行された改正宅地建物取引業法により、賃貸借契約においても重要事項の説明が非対面で行えるようになり、書類の電子交付が可能となりました。この機会を捉え、電子契約業務へのニーズが高まる中、不動産中央情報センターは、イタンジが提供する様々なシステムを導入しています。2019年からは、賃貸仲介業務の営業支援システム「nomad cloud」、内見予約システム「内見予約くん」、申込受付システム「申込受付くん」などを次々に導入し、業務の電子化を進めてきました。

さらなる進化

そして、今回導入される「電子契約くん」により、賃貸借契約がますますスムーズに行えるようになります。入居希望者が店舗を訪れる必要がなくなり、契約書の郵送手続きが省略されることで、最短即日での契約が可能に。これにより、内見予約から入居申し込み、契約締結までの一連の手続きを全てオンラインで完結できるようになります。これによって、顧客にとって非常に便利かつ迅速なサービスを提供できる体制が整うのです。

安全性と効率性の両立

「電子契約くん」は、電子データ化された契約書により、入力ミスや偽造、改ざんなどのリスクを低減。さらに、不正アクセスやデータ障害からの保護も強化されています。総務省が公表する「タイムビジネスに係る指針」にも準拠しているため、安心して利用できるシステムとして期待されています。現時点で670社以上に導入されており、年間契約件数も34万件を超える実績を持つこのシステムは、不動産業務のデジタルトランスフォーメーションを推進する上で重要な役割を果たしています。

不動産業界の未来

不動産中央情報センターは、イタンジとのパートナーシップを通じて、地域に根ざしたサービスを提供し続けるとともに、業界全体のデジタル化推進に寄与することを目指しています。テクノロジーを活用することによって、不動産業務がさらにスムーズに、そして安心して行えるようになる未来が見えてきました。地域の皆様にとって、安全で便利な不動産取引環境が整う中、今後の発展に目が離せません。