正興電機とDalian Rongke Powerが蓄電システムの共同開発を開始

福岡を拠点に活動する正興電機製作所が、中国の大手蓄電池メーカーであるDalian Rongke Power Co., Ltd.(以下、RKP)社と画期的な提携を結び、日本市場向けのレドックスフロー蓄電池システムの共同開発を開始します。この取り組みは、RKP社の最先端の電池セル技術と、正興電機が長年にわたって築き上げてきたパワーコンディショナ(PCS)およびエネルギーマネジメントシステム(EMS)の専門技術を融合させるもので、レドックスフロー蓄電池の社会的実装を目指しています。

開発のスケジュールは、2026年2月から福岡県古賀市の事業所にてシステムの構築および試験を開始し、同年10月には北九州市に新たに竣工する「ひびきの研究開発センター」にシステムを移設し、本格稼働を予定しています。

正興電機の役割



本プロジェクトにおいて、正興電機はシステムの性能を最大限に引き上げるために、PCSとEMSの開発に注力します。まずPCS(パワーコンディショナ)の開発では、電池の特性を引き出しつつ、安定した電力変換を実現する専用機器を製作します。また、EMS(エネルギーマネジメントシステム)は、電力需給の最適化を図り、電力の安定供給を可能にする高度な制御技術を用いて構築されます。

社会背景と今後の展望



現在、日本政府が目指す2030年度の再生可能エネルギー比率の向上に伴い、出力の変動に対応できる「蓄電池の不足」が大きな課題となっています。このプロジェクトは、長時間の充放電が得意なレドックスフロー蓄電池システムを市場に提供することで、日本の脱炭素化の推進と再生可能エネルギーの出力抑制を解決する意義深いものです。将来的には、このシステムが稼働を開始した際には、非常時に北九州市の「ひびきの学研都市」エリアのBCP(事業継続計画)対策用電源としても活用されることが計画されています。このようにして地域の防災レジリエンスを高めると同時に、安全で持続可能なエネルギー社会のモデルを北九州から発信します。

スケジュール


  • - 2026年2月:古賀事業所にてシステム構築・試験開始
  • - 2026年9月:ひびきの研究開発センター竣工・移設、本格稼働
  • - 2026年秋以降:北九州市との連携による「ひびきの学研都市」BCP対策について計画

正興電機製作所について



正興電機製作所は1921年に創業以来、「最良の製品・サービスをもって社会に貢献する」を社是として掲げ、お陰様で2021年に創立100周年を迎えることができました。今後もOT、IT、プロダクトの3つの強みを活かしながら、様々なステークホルダーとの協創を通じて社会貢献を続けてまいります。

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