革新的なうつ病治療
2026-08-18 11:28:00

福岡の新たな挑戦!うつ病治療支援AIプロジェクトが始動

福岡の新たな挑戦!うつ病治療支援AIプロジェクトが始動



福岡市博多区に位置するUNB住吉神社前クリニックが、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が実施する「革新的な医療機器創出プロジェクト」に採択され、共同研究を開始することになりました。このプロジェクトでは、「脳機能指標に基づいたうつ病治療反応性予測AI」を開発していきます。

うつ病治療の現状と課題



世界中で約3億人、日本国内でも114万人以上の患者さんが存在するうつ病は、精神疾患として非常に重要な問題です。現在の標準的な治療法では、初回に処方される抗うつ薬で効果が現れるのは、大体30〜40%の患者さんに限られています。そのため、治療に苦しむ多くの方が、適切な治療が見つかるまでに平均11.5ヶ月かかるという厳しい現実が存在します。

現行の治療は主に問診や臨床症状を元に選ばれていますが、「どの治療が最も効果的か」を事前に示す客観的な指標は存在しません。このため、脳神経科学に基づく精密精神医療(Precision Psychiatry)へのニーズは急速に高まっています。

研究の背景と取り組み



UNB住吉神社前クリニックは、開院以来、3テスラMRIや脳波計測などの最新技術を駆使して、新しい精神科医療の研究を進めてきました。このプロジェクトでは、事象関連電位(ERP)という神経生理指標を用いて、うつ病治療のモニタリングを行います。わかりやすく言うと、ERPは脳波から得られる情報で、うつ病患者の認知や情動機能に関するものです。先行研究では、P300やERN、RewP、LPPなどの成分がうつ病患者で振幅が低下することが報告されています。

この研究では、合同会社ユニバーサル・ブレインが開発した「UB ERP System」を活用し、脳機能測定の結果を患者さんにフィードバックすることで、臨床的な有用性を確認します。また、うつ病治療反応性を予測するAI開発も同時に進めていきます。

今後の展望



UNB住吉神社前クリニックは、今回の研究を通じて様々な取り組みを展開します。具体的には、外来のうつ病患者を対象にしたERP測定や心理評価を行い、データを蓄積します。また、脳波計測を用いた多角的な脳機能評価プロトコルの検証を通じて、治療反応性予測技術の性能を実証していきます。さらには、「UB ERP System」の薬機法承認取得にも貢献を目指します。

精神薬理学に基づく客観的な診断基準の確立と病態の解明をさらに深化させるために、UNB住吉神社前クリニックは通常の診療に加え、臨床研究を活発に推進していく方針です。3テスラMRIを利用して、企業や大学との共同研究にも積極的に取り組んでいます。

まとめ



精神疾患に対する新たな治療法の開発は、地域における重要なテーマです。UNB住吉神社前クリニックが推進するこのプロジェクトは、うつ病治療に新しい光をもたらす可能性があります。医療の現場で実用化されるAI技術が、患者さん一人ひとりに適した治療を提供できるよう、今後の研究に期待が高まります。詳細については、公式サイトをご覧ください。公式サイト


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