2025年のエンジニア職の最新働き方動向とその不安要因とは

エンジニア職の働き方に関する最新動向

株式会社インディバースが実施した調査によれば、2025年のエンジニアの働き方には多くの変化が見られています。特に、コロナ禍を境に推進されたリモート勤務が、エンジニアの職場環境にどのように影響しているのかがポイントとなっています。

フルリモート勤務の浸透

調査によると、現在のエンジニアの勤務形態は大きく変わり、ハイブリッド型勤務が55.2％と多くを占めています。この結果から、出社とリモート勤務を組み合わせたスタイルが主流となっていることがわかります。さらに、現在フルリモート勤務を行っているエンジニアのうち、9割以上が満足と回答しています。

一方で、フル出社勤務はわずか14.1％に過ぎず、その満足度は低く、3割以上が不満を抱えていることが明らかでした。リモート勤務の導入による自由度の高さが、エンジニアの職業充実感に直結することが示されています。

出社義務への抵抗感

調査では、フルリモート勤務から出社が義務付けられた経験があるエンジニアは67.0％に達しています。この数値は、コロナ禍の影響で出社義務が増加していることを示しています。出社を強いられる多くのエンジニアは、「出社したくないが仕方がない」と感じており、特に通勤の負担が抵抗感の主要な要因として挙げられています。

また、リモート勤務では生産性が高まるという意見も多く、出社が業務の効率を損なうとの指摘もありました。これに関連して、時間や交通費のコストがエンジニアの意欲にどれほど影響を与えているかが伺えます。