株式会社Faciloが全社でChatGPTを活用
株式会社Facilo(ファシロ)は、全社において「ChatGPT for Business」を導入することを発表しました。この取り組みにより、AI基盤の強化と安全性の向上を図り、より効率的な働き方を実現することを目指しています。特にリモート環境での働き方を前提としたこのシステム導入により、意思決定のスピードを高め、チーム全体の成果を最大限に引き出すための環境整備が進むことでしょう。
1. 安全かつ効率的な知識活用
ファシロは、創業以来、リモートでの組織運営を実践しながら「仕組み化」と「人の判断力」の両立を目指してきました。今回のChatGPT for Businessの登場により、社内ドキュメントやナレッジの整理をAIが支援し、必要な情報に迅速にアクセスできる体制が整います。セキュアな環境で運用されるこのAIは、外部からの学習を行わないため、機密情報を安全に守りつつ、質の高いサポートを実現します。
2. データを基にした意思決定の強化
AIは、営業や開発、カスタマーサクセスなど様々な部門の活動をサポートします。OKR(Objectives and Key Results)設計の質向上や、定期的なチームレビューの実施を通じて、フルリモート環境の中でも迅速かつ効果的な意思決定を促進していきます。これによって、チームメンバー全員が共通の目標に基づいて活動することができるようになります。
3. 再現性のある成果を創出
ファシロでは、AIを活用した「チャレンジャーセールスモデル」やOKRに基づいたマネジメント手法を取り入れています。これにより、個々の努力に頼らず、継続的に学び合う文化を築いています。全社でChatGPTを活用することで、部門を問わず誰でも高い成果を上げられる組織運営がさらに強化されるでしょう。また、ファシロはISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得しており、データ保護とガバナンス体制の強化に力を入れています。
今後の展望
ファシロは、AIを業務効率化の単なる手段としてではなく、「人とチームが成長し続けるための基盤」として考えています。育成やナレッジの共有、文化の醸成をAIで加速させ、どんな場所にいても一体感を持って成果を出せるチームを目指しています。AIは知識を整理し、学びを循環させることで、人々がより創造的な業務に集中できる環境を提供します。
ファシロのミッションは「人の価値を中心にプロダクトを育み、不動産の顧客体験を進化させる」ことです。AIを駆使したソリューションによって、不動産関連のすべてのプロセスをスムーズにし、多くの人々が豊かな選択をできるよう支援していきます。
不動産コミュニケーションクラウド『Facilo』の特長
Faciloが提供する不動産コミュニケーションクラウドは、仲介業務の効率化と顧客体験の向上を目的としたSaaSプラットフォームです。
- - 1,597店舗に導入: 全国の不動産仲介会社に広く使われています(2025年のデータ基準)。
- - 業務時間の短縮: 自動帯替え機能により物件提案の時間を大幅に削減します。
- - 顧客用マイページ: 物件情報を一元管理し、顧客の使いやすさを向上。
- - リアルタイムデータ分析: 効果的な顧客フォローを実現するデータ分析機能。
2023年に最初のプロダクトをリリースし、今後はさらなる機能拡充を予定。ファシロは不動産取引の未来を先取りし、住み換えをスムーズにする取り組みを進めています。
まとめ
今回のAI導入は、Faciloが不動産業界に革新をもたらす証です。私たちのメッセージはシンプルです。「住みかえを軽やかに、人生を鮮やかに」。このビジョンのもと、今後もさらなる挑戦を続けてまいります。