収穫体験と食育の授業
2025-12-16 11:39:00

福岡・能古島で“収穫体験と食育” をつなげた特別授業が実施

能古島で収穫体験と食育!



福岡市能古島に位置する「のこベジファーム」で、株式会社ピエトロと共同で特別授業が行われました。この授業は、収穫や調理を通じて食育を促進し、さらにキャリア教育の要素を組み込んだユニークなものでした。対象は福岡市立能古小学校の5年生です。

授業の背景



この特別授業は、「SPOT TEACHER」というプログラムの一環として実施され、地域の農場、学校、企業が連携した新しい形の学びの場を提供することを目指しています。のこベジファームは、ピエトロの創業者である村田邦彦氏の想いを受け継いでおり、毎年、地元の学校との協力で収穫体験を行っています。

このプログラムを提案したのは、SPOT TEACHERの代表である松下氏。彼女は、食べ物の“向こう側”にいる生産者の視点を子どもたちに伝えたいという信念から、今回の特別授業を企画しました。

授業の内容



1. 収穫体験



午前中は能古島の「のこベジファーム」での収穫体験が行われました。子どもたちは焚火体験を通じて火の扱いを学び、その後、さつまいもや大根、深ネギの収穫に挑戦。特に、大根をスポッと抜く感触や、さつまいもを掘り進める楽しさに子どもたちは歓声を上げていました。ピエトロの新入社員も参加し、子どもたちとの交流が印象的でした。また、収穫後には焚火で作った焼き芋のおいしさに、みんなの表情がほころびました。

2. 食育授業



午後は、のこベジファームで収穫した野菜を使った豚汁づくりを行う家庭科の授業が始まりました。SDGs推進室のスタッフが主導し、三大栄養素や食品群のクイズで学びを深め、その後、調理のポイントをプロのシェフの動画を使って学ぶという、新しいスタイルの授業が展開されました。調理が進む中、子どもたちは互いに質問を交わしながら協力し、一つの鍋の完成を喜び合いました。豚汁をみんなでいただく瞬間は、特別な経験となりました。

3. キャリア授業



続いて、高橋泰行社長が能古小学校を訪問し、子どもたちにキャリア教育を行いました。「迷いながら進んでいい」というメッセージや、「どんな仕事に就くか」よりも「どんな人になりたいか」という視点の重要性を伝えました。子どもたちからの質問タイムでは、ドレッシングの作り方から社会人になることの大変さまで、多くの関心をひきました。

感想と成果



参加した子どもたちからは、「自分たちが収穫した野菜を使った料理が美味しい」との声や、「食に対する理解が深まり、将来のことを考えたくなった」という感想が寄せられました。また、授業後のアンケートでは、全員が「おもしろかった」と話し、91%が将来の仕事について考えたくなったと回答しました。特に、HPなどでの交流を通じて、学びを継続する意欲を持ったことは大きな成果です。

この授業を通じて、子どもたちは収穫から調理、さらには自分の未来へつながる大切な学びを得ることができました。今後もこのような経験を積み重ね、地域社会とともに成長していく機会を提供していくことが求められます。ピエトロとSPOT TEACHERは、その役割を果たしていくことを約束しています。


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