東急がBacklogで実現したシステム刷新
2023年、東急株式会社は約250万人の会員を抱えるグループ共通ポイントサービス「TOKYU POINT」のシステムを、20年ぶりに大規模に刷新しました。このプロジェクトでは、ヌーラボが提供するプロジェクト管理ツール「Backlog」を導入し、情報一元管理を進めました。ここでは、その取り組みの詳細や成果についてご紹介します。
プロジェクトの背景と必要性
東急のシステム刷新プロジェクトには、自社の内製開発部門や複数のグループ会社が関与し、関連するシステムは約20に及びました。これにより、要件調整や合意形成には多くの工数が必要でした。そこで、既存のプロジェクトで成果を上げた「Backlog」を導入することに決まりました。このツールは、多様なメンバーが共通の認識のもとでプロジェクトを進めるのに役立ちました。
「Backlog」での取り組み
運用ルールの設定
Backlogを活用する際には、運用ルールをWikiに集約し、課題のテンプレートを整備することで、タスクの粒度や期限についてチーム全員の合意を得ることを目指しました。この工夫により、業務遂行時の誤解や認識のズレを防ぐことができ、メンバー全員が共同で作業を進めやすい環境が整いました。
意思決定プロセスの可視化
決定事項や議論の背景をBacklogに記録することで、プロジェクトメンバー全員が「なぜその判断に至ったのか」を把握できるようにしました。口頭での依頼に限らず、全ての情報が文書として残る環境が整ったことで、部門を超えたコミュニケーションが円滑になり、的確な意思決定ができるようになりました。
運用フェーズへの移行
システムがリリースされた後も、Backlogは障害対応や不具合管理に活用され続けました。タスク漏れを防ぐため、システムアラートが自動的に課題として起票される仕組みを導入。顧客からの問い合わせや現場での問題も同様に集約され、情報共有が進みました。これにより、世代を超えたナレッジの継承が可能になりました。
社内からのフィードバック
このシステム刷新プロジェクトに関わった東急の担当者は、管理体制を見直すことで、過去に断念した経緯がある大規模なプロジェクトの実現が可能になったと述べています。情報の可視化によって、タスク漏れやリスクを早期に特定することができ、メンバー同士で情報を整理しながら進める文化が根付いてきています。
未来への展望
東急では、今後「Backlog AIアシスタント」の導入も視野に入れ、チーム全体の自律的な行動を加速させることを目指しています。労働人口が減少する中、働くメンバーの形態は多様化していくと予想されるため、ヌーラボのサービスはこれからも進化し続けるでしょう。チームの生産性向上やプロジェクトの成功を支えるため、ヌーラボはさまざまなニーズに応えるサービスを提供していきます。
これからも地域の企業が連携し、成長していく姿を応援し続けたいと思います。