惜しくも達成ならず。福岡ライジングゼファー、青森ワッツに接戦で敗れた試合の振り返り

福岡ライジングゼファーと青森ワッツのアクション満載の試合が2025年12月20日に行われました。今回は、この接戦をレポートし、福岡の奮闘を振り返ります。

試合展開

福岡は敵地でのアウェー戦に臨み、悪いスタートを切りました。特に前半はターンオーバーが多く、青森に対して苦しい立ち上がりとなった福岡は、0-8のランを与えてしまいます。しかし、#23村上選手がペイントアタックでチームの初得点を決め、続いて#8青木選手と#32狩野選手の3Pシュートが決まり、徐々に攻撃のリズムを取り戻すことに成功します。特に#0會田選手のプレーは古巣相手ということで、彼にとっても特別な意味があったでしょう。

第1クォーター（1Q）を終えた時点では、福岡は4点差までポイントを縮めておりました。第2クォーター（2Q）に入ると、#12寒竹選手の活躍で再び逆転に成功。しかし、青森も譲らず、流れが一進一退となります。

前半の要点

- 福岡は青森に対して序盤苦戦したが、次第に反撃。
- 前半終了時には4点差でリードして折り返しました。

後半の戦い

後半が始まると、福岡は#8青木選手のショットで流れに乗りますが、青森も簡単には後退しません。ケリー選手の3Pシュートが効き、福岡はリードを維持するものの、3Qの終了間際にケリー選手のブザービーターで、点差はわずか1点に詰まります。迎えた勝負の最終クォーター（4Q）では、互いに譲らない緊迫した攻防が続き、ケリー選手と青木選手の連続シューターの活躍が目立ちます。

残り1分51秒、青森が再度リードしても、福岡は青木選手のフリースローで試合を振り出しに戻しました。しかし、その直後に青森の#7ワン選手にバスケットカウントを許してしまい、再び3点リードを奪われることに。試合の終盤、青木選手が放った3Pシュートはリングに弾かれ、惜しくも敗戦となりました。

後半の要点

- 青森との接戦で1Qから4Qまで点差がほとんど変わらなかった。
- 終盤の数回のチャンスを活かしきれなかったことが敗因に。

試合後、福島雅人ヘッドコーチは「出だしが悪かったが、ベンチメンバーが良い流れを作ってくれた」と振り返ります。後半もしかるべき集中力が必要だったと語りました。特に外国籍選手が不在という状況で、その穴を埋められなかったことが影響したと分析しています。

選手の一人、青木龍史選手も「ヘルプディフェンスやリバウンドの重要性を再認識した試合だった」と振り返り、次戦に向けての意気込みを語りました。