世界ITエンジニア動向
2026-01-27 13:33:47

2025年度版世界のITエンジニア動向、インドが首位を独走し日本は4位維持も供給力に課題あり

世界のITエンジニア動向



最近発表されたヒューマンリソシア株式会社のレポートによると、2025年度版の調査で世界のITエンジニア総数が初めて3000万人を突破しました。特にインドがその中心にあり、他国を引き離して首位に立ち続けていることが分かりました。この動向は、世界のデジタル化やIT技術の進化を反映しています。

ITエンジニア数の増加と国別の現状



2023年度の調査によれば、世界全体でのITエンジニア数は3023.2万人と、前年比で2.2%増加しています。この数値は、2020年から続く調査の中で初めての3000万人超えであり、未来に向けた強い成長の兆しを示唆しています。国別では、インドが499.6万人で引き続きトップを維持し、米国(439.9万人)、中国(342.0万人)が続いています。実に、インド、米国、中国の上位3カ国だけで、世界のITエンジニアの約40%を占めています。

日本は154.0万人で世界4位を維持しましたが、供給者としての力には課題があるとされています。特に、IT分野の卒業者数の伸びがG7諸国の中で最も低く、これが人材不足を招く一因となっています。

東欧諸国の急成長とその要因



注目すべきは、スロバキアやルーマニア、ポーランドといった東欧諸国が目覚ましい成長を遂げている点です。スロバキアは前年比でなんと50.4%に達する増加率を記録しており、その背景には国際情勢、特にウクライナ情勢が影響していると考えられています。西欧のニアショア開発拠点としての需要が高まる中で、IT人材の移動が促進されている現状です。

日本の人材供給における問題



日本に関しては、154万人のITエンジニアが活躍しているものの、IT分野の大学などからの卒業者数が平均2.2%増止まりで、G7の中では最下位の結果となりました。この結果は、エンジニア数が増加する一方で新たに市場に流入する専門人材が不足している現実を突きつけています。教育機関からの生み出しが追い付かず、専門外からの採用に依存する傾向が強まっています。

高度なIT技術の需要を満たすために



日本のITエンジニア数の急増は、国内外でのデジタルトランスフォーメーションの進展や、業務の効率化が求められる中で続いています。しかし、供給者の育成が追い付かない背景には、少子化や教育制度の不備があるとされています。新たなIT人材が市場に流入するためには、リスキリングや高等教育の強化が不可欠です。また、海外からのIT人材の採用も一つの解決策として挙げられています。

未来への展望



今回のレポートの結果は、ITエンジニア市場が変化していることを示しています。企業はますます必要な人材を確保するのが難しくなり、その結果、異業種からの採用や人材の再教育が重要視されるでしょう。特に日本のビジネス環境において、持続可能な成長を達成するためには、戦略的に海外IT人材を活用することが求められます。

世界中でITエンジニアの需要が高まり続ける中、日本もこの流れに適応し、競争力を維持する方法を模索する必要があります。今後の人材戦略がカギとなるでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

関連リンク

サードペディア百科事典: ITエンジニア 世界動向 日本教育

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。