デイリー・インフォメーション九州が新たに女性役員を迎え、女性比率60%へ
福岡市中央区に本社を構える広告会社、株式会社デイリー・インフォメーション九州が新たに3名の女性を執行役員として迎え入れ、全体の役員に占める女性比率が60%に達しました。2024年12月1日付で中村明日香さん、加納由加利さん、増本裕子さんの3名が新たに役員に就任します。
新役員の紹介
中村明日香 (なかむら・あすか)
2010年に入社した中村さんは、観光広告や総合広告の営業に長く関わり、2022年には育児休業から復帰し、部長に昇格しました。現在は25名の営業チームを管理する統括者として活躍しています。
中村さんは、「自分が提供できるカスタマーエクスペリエンスは何か」「周囲をどう巻き込むか」「そのために何をすべきか」という3つのポイントを成功の鍵と考えています。今後の職場環境の構築において、取引先の視点を最優先にする組織づくりに取り組む意向を示しています。
加納由加利 (かのう・ゆかり)
同じく2010年入社の加納さんは、営業職を経てメディア部門で商品開発や媒体窓口業務を担当しています。現在はコミュニケーション部の責任者として、11名の部下を有し、マーケティングの知見を活かした提案に努めています。
加納さんは、緻密な市場リサーチや部門間の連携を強調し、クリエイティブな提案ができることがデイリー・インフォメーション九州の強みであると説明しています。今後はAIや各種プラットフォームを取り入れ、社員全員が誇りを持てる会社づくりを目指す考えです。
増本裕子 (ますもと・ゆうこ)
2007年入社の増本さんは、進行管理や経理を経て人事統括に就任しました。社員との面談を積極的に行い、職場環境の整備に貢献しています。
「デイリー・インフォメーション九州は、社員同士の思いやりや尊重が根付いた環境です。この良好な風土をさらに強化し、社員が安心して働ける職場を目指します。」と増本さんは語ります。
常務取締役のビジョン
常務取締役の本村春樹さんは、「この度、営業、コミュニケーション、管理の3部門を強化し、持続的な成長を図ります。特に女性のニーズを大切にすることが当社の強みです。」と語り、福岡・九州エリアの発展に寄与する意思を示しました。
DACグループの取り組み
DACグループは、1980年代から女性の管理職登用を進めており、2024年の時点で女性役員比率は34.6%となっています。70年にわたる取り組みを通じて、2025年には50%を目指しています。また、アメリカでの研修や不妊治療に関する社内セミナーも実施しており、より働きやすい環境づくりに尽力しています。
まとめ
デイリー・インフォメーション九州の新たな役員の加入は、企業のダイバーシティを強化し、職場環境をより良いものにする大きな一歩です。今後の彼女たちの活躍が福岡を含む地域全体に良い影響を与えることが期待されます。