YEデジタルが物流革新に挑戦
株式会社YE DIGITALが7月に、物流倉庫の運営効率を高めるための新しいオプション「MMLogiStation」を発表しました。この新機能は、物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進し、使いやすさを重視した設計が特徴です。
GTPシステムの進化
近年、GTP(Goods To Person)システムの導入が進んでおり、物流業界ではこの方式が広まっています。このシステムでは、作業者が自ら商品を取りに行くのではなく、商品が自動的に作業者の手元に運ばれてくる仕組みです。このシステムのユニークな点は、スペース効率の向上と在庫管理の精度を上げることができる点です。これにより、物流業務がより円滑に進むようになっています。
新オプションの特徴
1. GTP系作業画面モジュール
この機能では、異なる設備からのピッキング指示画面を一つに統合。作業者は複数の画面を作り替えることなく、同じ画面を使って効率的に作業を行うことができます。これにより業務のスピードアップが期待できます。
2. 棚卸計画作成機能
企業の倉庫が細分化される中、棚卸作業も効率化が求められます。この新機能により、より効率的な棚卸が可能となり、オリコン単位での棚卸の実施がスムーズに行えます。また、リアルタイムで在庫管理ができるため、準備の手間も大幅に軽減されます。
3. ダッシュボード機能
視覚的に業務データを把握できるダッシュボードを搭載しています。工場ごとに稼働状況や作業進捗を色分けして表示することで、早期の問題発見と改善につながると期待されています。タイル形式のレイアウトは、ユーザー個々に調整可能で、必要な情報を容易に取得できます。
持続可能な物流の未来
YEデジタルは、労働人口が減少する中でも物量の増加に対応し、「持続可能な物流」の実現を目指しています。MMLogiStationは様々なシステムや機器との連携を強化し、倉庫業務の生産性向上に貢献。この一歩を踏み出すことで、今後の物流業界における新たなスタンダードを確立することを目指しています。
今後もYEデジタルは、お客様と共に持続可能な物流社会の実現を目指し、革新を続けていくことでしょう。
会社概要は以下の通りです。
- - 設立: 1978年2月1日
- - 代表: 玉井裕治
- - 所在地: 福岡県北九州市小倉北区米町二丁目1番21号
- - 事業内容はビジネスソリューション、IoTソリューション、サービスビジネスなど多岐にわたります。詳しくは、YEデジタルの公式サイトをご覧ください。