APRESIA、Dorado Softwareと提携し「Cruz」の販売を開始!
近年、データセンターやクラウドサービス業界では、ネットワークの効率や運用の自動化が急務とされています。APRESIA Systems株式会社は、米国のDorado Software社と提携し、その統合ネットワーク管理プラットフォーム「Cruz」の販売を開始しました。これにより、クラウドサービスや通信事業者、企業に向けたサポートが強化される期待が寄せられています。
Cruzの特徴とは?
「Cruz」は、IP Clos Fabricに基づくもので、マルチテナントや高度な自動化機能を実現します。特に、複雑な運用ニーズに対応し、運用効率化を図るための多様な機能が詰まっています。
特徴① Cruz Fabric Controller
この機能は、マネージドテンプレートやカスタムテンプレートを用いて、SONiCベースのマルチベンダスイッチで構成されるファブリックネットワークを柔軟に設定・管理できます。さらに、運用負荷の低減に寄与するため、初期プロビジョニングやバックアップ、構成変更プレビューなどの高機能な自動化機能が搭載されています。
特徴② Cruz AI Fabric Controller
AI/ML基盤向けのロスレスイーサネット(RoCEv2)など、最新のAIワークロードに適応したネットワーク制御を可能にします。これにより、次世代データセンターにおいて、信頼性の高い運用が実現されます。
特徴③ Cruz Network Performance Manager
ネットワークのパフォーマンスをリアルタイムで監視し、利用状況をグラフィカルに把握できます。この機能により、SDN環境におけるトラフィック制御が容易になるため、効率的な運用が期待されます。
特徴④ Cruz Network Insight
IPトラフィックの流れを可視化し、問題のあるアプリケーションやプロトコルを特定できます。これにより、重要なアプリケーションの帯域幅を確保することが可能になります。
自動化の利点
「Cruz」を導入することで、企業は運用の効率化を図りながら、将来のデジタルインフラの変化に柔軟に対応できるようになります。Dorado Software社は、SONiCやホワイトボックススイッチの統合を行い、企業や通信事業者向けに費用対効果の高いソリューションを提供しています。
APRESIAの目指す未来
APRESIA Systems株式会社は、日本国内でのL2/L3スイッチの製造・販売を担当し、高度化する通信技術に対応するための付加価値を提供し続けています。Doradoとの提携を通じて、さらに広がるビジネスチャンスと新たな顧客層へのアプローチが見込まれています。
今後、Cruzがもたらす新しいネットワーク運用の姿に期待が高まります。運用の効率化や自動化に興味のある方は、ぜひその導入をご検討ください。
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