福岡・糸島発の新しいリーダーシップ研修
社会人向けのリーダーシップ研修を手がける株式会社Learner’s Learnerは、令和6年2月に革新的なプログラム「ADAPT」を実施しました。このプログラムは、企業研修において長年の課題とされている「研修を受けても行動変化が起きにくい」という問題を解決するための新しい試みです。福岡県糸島市に本社を置くLearner’s Learnerは、Hue-ish株式会社との共同企画により、参加者が社会課題に直面するフィールドで実地体験を行い、リアルな状況を通じて学びを深めることを目指しました。
プログラムの概要
「ADAPT」は、社会人が社会課題の現場で学ぶことを重視し、食料支援や居場所支援を行う一般社団法人チョイふるの活動現場を訪れました。参加者は、現場でのフィールド体験や観察を通じて、社会のシステムを理解し、実践的な思考法を身につける機会を得ました。プログラムは次のような内容で構成されていました。
- - 食料支援・居場所支援の現場でのフィールド体験・観察
- - 社会課題の構造を読み解くシステム分析
- - 参加者同士による対話やディスカッション
このプログラムには、Learner’s Learnerのリーダーシップ研修「Managing Complexity」を修了した10名の社会人が参加。彼らは、実際の現場でシステム思考や対話の姿勢を実践する機会を得ました。
参加者の気づき
プログラム終了後、参加者からは以下のような有益な気づきが共有されました。
1. 理論と実践の結びつき
参加者からは、現場での具体的な体験が理論的な理解を深める助けになったとの声がありました。システム思考の概念が現実の出来事と結びつくことで、自身の行動がどのように影響を与えるのかを実感できたというのです。
2. 共通の課題の認識
異なる組織形態であるNPOと企業の活動を通じて、もどかしさや共通の課題に気づいた参加者が多かったようです。自分がどの部分にリソースを注げば効果的な影響をもたらせるか、その「レバレッジポイント」を見出すことができた点も重要な発見でした。
3. 思考の転換
普段は接点の少ない社会課題の現場へ足を運ぶことで、新たな思考の枠組みが揺さぶられる経験をしたという意見もありました。安易な結論を避け、問題を問い続ける姿勢こそが、リーダーシップに必要な姿勢であるという意識が芽生えたそうです。
Hue-ish株式会社との連携
今回のプログラムは、Hue-ish株式会社が企画、フィールドの選定、運営を主導しました。Hue-ishは、次世代型リーダーシップ研修を提供する企業であり、研修内容を現場の実践に結びつける支援を行っています。参加者は、行動の背後にある構造や相互作用を深く理解することで、研修で学んだ知識を現場に活かす重要性を認識しました。
企業・学びのビジョン
Learner’s Learnerの黒川公晴CEOは、「リーダーシップとは、知識だけでは育たない。実践を通じてこそ本当に鍛えられる能力である。」と述べています。今後も、社会課題を背景にした様々な実践型プログラムを展開し、学びを持続可能な行動に結びつける取り組みを進めていく方針です。
株式会社Learner’s Learnerは、研修の効果を実践に活かすためのアプリ開発や科学的な探究ラボの設立など、さらなる教育モデルの開発を考慮しています。これからも社会人向けのリーダーシップ研修に新しい風を吹き込む取り組みに注目です。