警固公園で開催「一人一花ハロウィンフェス2025」の魅力を探る

警固公園で彩られた「一人一花ハロウィンフェス2025」

2025年10月29日から11月2日までの5日間、福岡・警固公園で「一人一花ハロウィンフェス2025」が開催されました。このイベントは、「花で楽しむハロウィン」をテーマにし、都会の真ん中に花で彩られた癒しの空間を提供することを目的としております。

公園全体を色とりどりの花で装飾すべく、なんと1万2千匹もの花苗が使われました。ハロウィンに合わせた様々なオブジェや、地域の園児や学生、福祉施設の皆さんが一緒に制作した花壇が設置され、多くの市民に憩いの場を提供しました。

花壇づくりに参加した地域の人々

「みんなで行う花の公園づくり」では、西日本短期大学の学生や筑紫女学園大学の学生、中央保育園の園児、さらには福祉施設の利用者まで、幅広い年代の方々が協力して花壇の制作に取り組みました。大学生たちは花苗の配置や色合いについて意見を交わし、協力しながら創造的に作業を進めました。

特に特徴的だったのは、園児たちが事前に描いた絵を施した「ルーツポーチ」に花苗を植え、公園内に設置したことです。楽しそうに作業をする園児たちは、みずみずしい発想で自分たちの手で公園を彩り、それを見守る様子が印象的でした。

仮装して楽しむ福祉施設の皆さん

福祉施設からも大勢の皆さんが参加し、ハロウィンらしい衣装を身にまとって来場されました。その姿は会場を一層華やかにし、訪れる人々にも笑顔をもたらしました。皆で楽しむ姿は、まさに一体感を生むものでした。

市民参加型のコンテスト

また、期間中には「市民花壇コンテスト」も開催され、選ばれた6つの市民団体が「花で楽しむハロウィン」をテーマに花壇を作成しました。訪れた人々は、立ち止まってその作品をじっくり観賞したり、写真に収めたりして楽しんでいました。最優秀賞には「花の魔法使い」という魅力的な作品が選ばれ、受賞者たちの喜びもひとしおでした。

プロによる花の装飾とワークショップ

さらに、FUKUOKA EFFECTや他の専門家によるプロの花壇装飾も見逃せません。公園の入り口には、華やかな花々が並び、通行人を魅了しました。また、10月31日と11月1日には花苗や観葉植物の販売、さらにはワークショップが開催され、多くの方が参加し笑顔が広がりました。

筑紫女学園大学の学生による「草木染めワークショップ」も注目され、地域の生花店や生産者とのコラボレーションで、廃棄される花を染料として活用しました。参加者はそれぞれ異なるデザインの布を完成させ、心温まる贈り物を作り上げていました。

無料配布された花苗

イベント最終日には、使用された花苗を来場者に無料で配布するサービスも行われました。地域の花壇づくりに役立てられるため、大変豊かな思い出になりました。「一人一花ハロウィンフェス2025」は、訪れた人々にとって、楽しいハロウィンシーズンの思い出となる素晴らしいイベントでした。天候にも恵まれ、多くの人々が参加し、和やかな雰囲気が広がりました。今後もこのような地域参加型のイベントが続くことを期待しています。