多胎育児サポート
2025-03-06 20:44:03

福岡で誕生した多胎育児サポートの新拠点「株式会社pono」

福岡で誕生した多胎育児サポートの新拠点「株式会社pono」



2025年2月5日、福岡に本社を構える株式会社ponoが設立されました。この会社は「大好きな、じぶんを。」を理念に掲げ、双子や三つ子を育てる親たちが自分らしいキャリアやライフスタイルを楽しめる環境を提供することを目指しています。特に注目されるのは、3月5日(水・みつごの日)にリリース予定の多胎育児特化型アプリ「moms」です。このアプリは、多胎育児に取り組む当事者たちの意見をもとに開発されました。

多胎育児の現状と課題



多胎児の出産は日本全体の約1%にあたる年間8700組に及びますが、夫婦に経済的および精神的な負担を強いることが多い現実があります。特に、双子や三つ子の赤ちゃんが生まれる際、約70%が低出生体重であることが統計に示されており、医療的なケアが必要になるケースも珍しくありません。また、多胎育児家庭では、虐待などの深刻な問題が発生するリスクも高いことが報告されています。こうした状況を踏まえ、同社は早急な支援体制の構築が急務であると考えています。

株式会社ponoの代表、牛島智絵氏も、2021年に自身が双子を出産した経験から、育児における多くの課題を実感しました。特に、情報へのアクセスの難しさや心身の疲労感、孤独感など、同じ境遇にいる仲間とつながることの大切さを感じたといいます。その想いを形にすべく、2023年7月に一般社団法人tatamamaを設立し、さらなる支援を模索してきた経緯があります。

株式会社ponoの理念と活動



「pono」という社名は、ハワイ語で「自然体、調和、バランス」を意味し、妊娠や出産を経て自分らしさを見失ってしまうママたちに、元の自分を取り戻す場を提供したいという願いが込められています。設立に寄せられたメッセージはなんと80名以上に及び、多胎育児を通じて自らの経験を活かしたいという人々との連携が進んでいます。

「moms」アプリの魅力



株式会社ponoが開発する「moms」は、多胎育児を楽しく、かつ安心して行えるためのサポートを提供するアプリです。育児記録から地域の出かけスポットまで多彩な機能を搭載し、ママやパパ同士の交流も促進します。特に「多胎119」という機能では、緊急時に自治体への相談が瞬時にできるなど、多胎育児の特性に合った利便性を追求した設計です。

また、これから追加予定の「お出かけMAP」や、在宅でできる仕事を紹介する「お仕事紹介」機能も、ママたちの生活をより豊かにし、支援することを目指しています。

サポート体制に向けた新しいアプローチ



株式会社ponoの設立にあたって、牛島氏は「家族との調和を図るためには、自分自身を受け入れ、愛する場が必要です」と述べています。同社は、ママたちが多胎育児を通じて自己肯定感を育み、地域との絆を深めていく場として機能することを目指しています。

今後も多くの方々との連携を通じ、さらなるサービスの拡充や新しい取り組みを進めていく予定です。福岡から始まるこの新たな挑戦が、多胎育児をする家庭にとって希望の光となることを期待しています。

株式会社ponoのアプリ「moms」については、公式サイトやInstagramでも情報が発信されており、リリースを心待ちにしている人々からの注目が集まっています。今後の展開がとても楽しみです。


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