香りでみる平尾台の魅力。新ルームフレグランスが誕生！

平尾台の魅力を香りで伝えるプロジェクト

福岡県北九州市に位置する平尾台は、日本三大カルスト台地の一つとして知られています。この場所は、約三億年前の海の記憶を宿す美しい風景が広がっており、その自然環境は訪れる人々に安らぎと高揚感を与えます。そんな平尾台の新たな魅力を発信するために立ち上げられたのが、平尾台魅力発信プロジェクト「羊礁香景」です。

味わい深い香りの体験

このプロジェクトでは、平尾台の自然や悠久の時間を“香り”として表現した二つのルームフレグランスが誕生しました。「Piece of Earth（地球のかけら）」と「Earth Records（地球の記憶）」という二つの香りは、平尾台の壮大な風景や生態系を感じさせてくれます。

Piece of Earth

「Piece of Earth」は、平尾台の広がる草原とそこを吹き抜ける風をイメージしています。トップノートはグレープフルーツと薄荷で、まるで深呼吸したくなる清々しさを感じさせる香りに仕上げられています。また、ミドルノートにはラベンダーやスミレの葉が加わり、最後にはベチバーで香りを引き締めます。この香りは、日常生活の中でさりげなく寄り添う「地球のかけら」となることが目指されています。

Earth Records

もう一つの「Earth Records」は、平尾台の地層から着想を得た香りです。マリンノートが軽やかに香るこのフレグランスは、岩肌から流れる水や鉱物を思わせるミネラル感が特徴です。予測できない香りの変化を楽しむことができ、古の海から現在への時の流れを感じることができます。

デザインへのこだわり

このルームフレグランスは、香りだけでなく、その見た目や存在感にもこだわりがあります。石灰岩を使用したディフューザーは、平尾台の自然環境と資源の循環を考慮し、デザインされています。また、特別に焼かれた美濃焼の豆皿も使用されており、香りを楽しむ際に「小さな平尾台」を卓上で感じることができます。

モニターツアーの成功

2025年11月2日には、ルームフレグランスの発表を兼ねたモニターツアーが行われ、多くの参加者が平尾台の自然の魅力を体験しました。このツアーでは、地域の食材を使ったランチ交流会や、新作香りの発表が行われ、地元の魅力を十分に体感できる内容となりました。参加者からは、「平尾台の奥深さを感じた」「もっと広く魅力をアピールできそう」との感想が寄せられ、今後の発信力強化の可能性を感じさせる結果となりました。

販売情報

新しいルームフレグランスは2025年12月5日から数量限定で販売開始される予定で、販売場所はソラランド平尾台やCOCON YARD HIRAODAIなどが挙げられています。価格は5,500円（税込み）で、セット内容にはルームフレグランスの他に豆皿、石灰石などが含まれています。

平尾台の自然や歴史、文化を香りで再現したこの素晴らしいプロジェクトは、地域とクリエイターの力を結集させて完成されました。まさに、香りを通じて平尾台の魅力を感じる体験を提供してくれる取り組みと言えるでしょう。