福岡初の商業施設内保護犬シェルター、開設
2026年3月19日、福岡市の大型商業施設「マークイズ福岡ももち」にて、保護犬シェルター「保護犬 shelter anifare」が誕生します。運営は一般社団法人アニマルウェルフェア福岡が行い、同施設は保護犬の里親マッチングをはじめ、相談業務、ボランティア体験など、多様な地域貢献活動を展開する拠点を目指しています。
保護犬を取り巻く現状と課題
日本ではペットを飼う家庭が多い一方、飼育放棄や飼育困難に直面する犬や猫も増えています。また、2021年の動物愛護管理法改正により、犬猫の繁殖に関する規制が厳しくなりました。そのため、次の飼い主を待つ犬猫が多く存在しますが、これを受け入れるシェルターは限られています。この問題に対し、地域全体で向き合うことが求められています。アニフェアは過去に、イベントを通じて多くの保護犬を新しい家族と結びつけてきましたが、新たなシェルターは地域と動物福祉を結ぶ重要な役割を果たします。
「保護犬 love and respect」の理念
「保護犬 shelter anifare」のコンセプトは「保護犬 love and respect」です。この「respect」は、単なる敬意だけではなく、保護犬の尊厳を認めることを意味します。人間の尊厳を認めることと同様に、犬たちにも社会での役割を持たせ、共に成長できる社会を築くことが重要だと考えています。地域の方々とともに動物福祉について考え、コミュニケーションを生み出す場を提供することで、命の大切さへの認識を深める機会を増やしていきます。
「捨てる」から「託す」社会へ
動物福祉には「終生飼育」または「捨てる」という二者択一の問題が存在しますが、飼育者の高齢化や環境変化により、飼育が困難になるケースも少なくありません。アニフェアは「捨てる」から「託す」という考えを提案し、飼育相談や保護相談を通じて、より良い選択肢を社会全体で用意することを目指します。断罪や排除ではなく、共生を目指す社会づくりを行っています。
子どもたちへのボランティア体験
「保護犬 shelter anifare」では、小学生も参加可能な子どもボランティア体験を行います。このプログラムでは、子どもたちが保護犬と触れ合いながら、いかにして犬が捨てられるのか、犬の気持ち、そして命の意味について考える機会を提供します。様々な感情を体験することで、生命や社会課題について自ら考えるきっかけを与えることを目指しています。
施設の概要
- - 施設名:保護犬 shelter anifare(マークイズ福岡ももち)
- - オープン日:2026年3月19日(木)
- - 所在地:マークイズ福岡ももち(福岡県福岡市)
- - 運営:一般社団法人アニマルウェルフェア福岡
- - 公式サイト:anifare
この新たな拠点を通じて、地域とともに動物福祉を考える社会を築いていきましょう。さまざまな活動を通じて、保護犬たちに新しい家族の元での幸せな生活を提供する機会が生まれることを期待しています。