旧JR九州本社ビルの新たな活用計画
北九州市門司区の観光名所、門司港レトロ地区にある旧JR九州本社ビルが新たな活用に向けて動き出しました。この歴史的な建物は、昭和12年に三井物産の門司支店として建設され、その後国鉄九州総局やJR九州の本社としても使用されてきましたが、平成17年に北九州市に取得されたものの、長らくその役割を果たしていなかったのです。
活用事業の概要
北九州市では、このビルの新しい活用法を模索するため、「旧JR九州本社ビル活用事業」の公募を行いました。この取り組みは、門司港レトロ地区全体の魅力を高め、地域への観光客の訪問を促進することを目的としています。公募の結果、優先交渉権者が「門司築興共同事業体」に決定されました。
事業者について
「門司築興共同事業体」には、日鉄興和不動産株式会社や株式会社Staple、株式会社松田平田設計、株式会社YMFZONEプランニングといった企業が名を連ねています。これらの企業がどのような形で旧JR九州本社ビルを活用し、さらなる利活用を促進していくのかは、今後の注目ポイントです。
物件詳細
当該ビルが位置するのは、北九州市門司区西海岸一丁目6番2号。敷地面積は1323.33㎡、延床面積は5635.45㎡です。建物は地上6階、地下1階で構成されており、特徴的な外観と歴史的な価値を大切にしながら新たな利用方法が模索されています。
公募条件
1.
観光に寄与: 旧JR九州本社ビルは、門司港レトロ地区の観光を増進させるための施設として使用されなければならず、現況での売却を前提としています。
2.
解体禁止: 原則として建物の解体を認めず、外観の改造も制限されるため、歴史的な価値が保たれる形での利用が求められます。
3.
売却価格: このビルの最低売却価格は、93,065,263円(税込)となっています。
今後のスケジュール
北九州市は今後の具体的なスケジュールも発表しています。
- - 令和8年5月: 基本協定の締結へ向けた準備が進められます。
- - 令和8年9月: 売買契約の締結予定。
このプロジェクトが実現することで、門司港レトロのさらなる魅力向上や、地域の賑わいが期待されています。古き良き歴史を持ちながら、新たな価値を生み出す旧JR九州本社ビルの未来に、私たちも目を光らせていきたいですね。