未来のものづくりを支える教育機関向け支援プログラムが始動
株式会社ミスミグループ本社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy」が、2025年度の教育機関向け支援プログラム「meviy for education」の公募を開始しました。本プログラムでは、支援対象となる教育機関に対し、部品購入時に使用できる最大10万円分のクーポンを提供し、さらに特別講座も実施されます。
プログラムの背景と目的
「meviy for education」は、製造業の未来に向けて人材育成を目的としたプログラムです。特に、ものづくりに挑戦する教育機関を対象にしており、これまでにも多くの高校や大学が参加してきました。活動の一環として、参加団体にはmeviyの部品購入時に使用できる90%オフのクーポン券や活動レポートの公開を実施します。
このプログラムは2023年に新規設立され、今回で3回目の実施です。すでに静岡大学の「Shizuoka University Motors」や九州大学の「LRE」など、数多くの教育機関が参画し評価を得ています。特に、AI技術を活用したmeviyの機能は、加工の難しい部分を即座に検出し、改善案を提示することができるため、理論だけでなく実践的な学びを支援します。
ものづくりの未来を担う人材育成
株式会社ミスミは、ものづくり業界での若者の参加減少や人手不足、さらに技術継承が難しいという現状に直面しています。このプログラムを通じて、今後の製造業を支える人材を育成することが重要です。応募は2025年6月4日から7月31日まで受け付けられ、選考後には支援が行われます。
参加対象と応募基準
「meviy for education」の申込みにはいくつかの基準があります。応募には学校法人に所属している学生団体で、3D CADを使用してものづくりに挑戦していることが求められます。また、他の取り組みでは得られないユニークなアプローチやものづくりへの熱意が必要です。選考は9月1日から始まり、学校内での調査やレポート提出が義務付けられます。
教育の場での実践例
具体的な実践として、静岡大学の団体では学生フォーミュラ製作にmeviyを利用し、部品の形状の自由度を高め、効率的な設計を実現しました。また、国立鶴岡工業高等専門学校では、海洋プラスチック問題に取り組む研究にmeviyを活用し、部品のコスト計算が明確になったと報告されています。これにより、学生たちは多くの学びを得ることができています。
お問い合わせと情報源
このプログラムの詳細は、公式ウェブサイト「meviy for education」で確認できます。学生の未来を支援するミスミの取り組みは、教育機関と共にものづくり業界の発展に寄与していくことでしょう。
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まとめ
「meviy for education」は、製造業の未来を見据えた教育機関向けの支援プログラムです。個々の団体に対する最大10万円のクーポン提供や特別講座など、多面的な支援を通じて、学生たちの技術的成長を助け、ものづくりの未来を支えていきます。応募は2025年まで受付中ですので、ものづくりに情熱を注ぐすべての学生団体の応募をお待ちしています。