複合機導入の隠れた難題:設置スペースの確保がカギ
株式会社ベルテクノスが運営するOFFICE110の調査によると、複合機(コピー機)の導入相談の中で「設置場所が決まらずに止まる」というケースが47件あり、全体の44.3%を占めています。この結果は、企業が機器の機能や価格を検討する前に、まず「置けるか」という実際のスペースの確認が重要であることを示しています。
調査の背景
この調査は2022年から2025年にかけての業務用複合機導入に関する長期的な相談記録をもとにしています。複合機の選定で問題になるのは、設置スペースや搬入経路、運用条件が未確定であること。これにより導入判断が停滞する実態が根深いことがわかりました。
主な要因:スペースの不確定
設置場所に関する課題として以下の点が確認されました:
- - 設置スペース寸法が未確定:どのくらいのスペースが必要か具体的な寸法が決まらない。
- - 搬入経路の制約:多くの場合、搬入時の通路の幅や障害物があることで搬入が難しくなる場合があります。
- - 共用スペースにおける運用面の未確定:他の機器や設備との兼ね合いを考える必要があります。
- - 本体の向きや作業動線の確保:効果的に操作できるための位置決めが課題です。
これらの要因により、実際に複合機を導入しようとしても、設置の妨げとなり最終的に決定がストップするケースが多く見受けられます。
年別の傾向と継続的な課題
この問題は一過性のものではなく、年々改善されていないことがデータから明らかになりました。特定の時期に依存することなく、継続的に問題として存在しています。特に中小企業においては、オフィスの移転やレイアウトの変更などの制約を受けながらも導入判断を行うため、物理的な条件が事前にしっかりと確定していないと進行が難しくなります。
監修者からのコメント
この調査を監修した株式会社ベルテクノスの千々波一博営業部長は、「複合機の選定が価格や機能の比較に偏りがちですが、実際には設置の条件が最も重要です。まずは“置ける条件”を明確にし、その条件内で選定を行うことが、スムーズな導入につながります。」と述べています。
導入のために
最後に、複合機の導入を具体的に進めるためには、まず設置場所や搬入可能な経路をしっかり確認し、条件を整えることが求められます。適切な機種の選定には、その上での議論が必要です。この調査結果は、企業の意思決定を促進し、効率的な導入を実現するための指針となるでしょう。
詳しい調査レポートは【こちら】(https://office110.jp/copy/knowledge/introduction-example/mfp-installation-space/)からご覧いただけます。