士業の新たな武器「印象力」
2025年11月13日、福岡市にて、九州北部税理士会福岡支部青年部と福岡県弁護士会木曜会の共催による士業向けの合同研修が行われました。このセミナーは、士業同士の交流や学びを促進する貴重な場であり、多くの若手士業が集まりました。セミナーの講師には、印象設計の専門家である株式会社自己肯定感の代表取締役、内田琴美氏が招かれました。
印象設計の重要性
今回のセミナーのテーマは「士業に求められる印象力 ― 信頼を生む外見と振る舞い」。士業、特に税理士や弁護士にとって、専門知識や経験はもちろんですが、第一印象が信頼の形成に大きく関わるという認識が重要視されています。
内田氏は、専門家としての印象設計を科学的に分析し、再現可能な手法を基にした体系的アプローチを紹介しました。参加者は、自身の印象をどう改善し、高めていくかを具体的に学ぶことができました。
セミナーのプログラム内容
印象設計に関するプログラムは以下のような内容で構成されていました:
印象を事業成長への投資に変える方法を考察。
信頼は数秒で決まることを科学データをもとに説明。
何気ない振る舞いが信頼に繋がることを理解する。
印象設計を再現可能な技術として学び、日常生活での実践を促す。
講師プロフィールと目指す未来
内田琴美氏は、早稲田大学卒業後、株式会社リクルートでの経験を経て、独立。現在は、士業層に特化した印象設計のプロフェッショナルとして、メディア出演も多く、その知識と技術で多くの人々をサポートしています。
「士業の皆さんが持つ高い専門性と誠実さに、印象設計という新たな武器を加えることで、より多くの方に選ばれる存在になってほしい。」と内田氏は強く願っています。
受講者の感想とセミナーの意義
参加者からは、セミナー後に、印象に関する視点の変化が感じられたという声が多く上がりました。「おしゃれについての話かと思ったが、相手を考えた身だしなみを整えることが重要という新たな気づきを得た」という感想もありました。また、実践可能な印象改善方法が具体的に提示され、すぐに生活に取り入れたいと考える参加者も多数でした。
主催団体の代表者は「印象というテーマに対して具体的な手法が示され、多くの発見があった」と語り、今後は相手に配慮し、好印象を意識したコミュニケーションを心掛けると決意しました。
主催団体と今後の活動
このイベントは九州北部税理士会福岡支部青年部と福岡県弁護士会木曜会によって主催されており、両団体は士業の資質向上を目指し、年4回の勉強会を開催しています。士業同士の交流を活発化させ、信頼される専門職への成長を目指して活動しています。
印象力の重要性を再認識し、新たなスキルとしての印象設計を取り入れた士業たちが、今後地域で大いに活躍することを期待したいと思います。