地域経済の発展を目指すオーツー・パートナーズとFFGの提携

新たな価値創出へ向けた資本業務提携

株式会社オーツー・パートナーズ（東京都千代田区、以下、「オーツー」）と株式会社ふくおかフィナンシャルグループ（福岡県福岡市、以下、「FFG」）の連携が、九州地域の経済発展に向けた新たな一歩を踏み出します。2025年9月18日に資本業務提携契約が締結され、両社の強みを融合した「金融 × 技術 × コンサルティング」による地域経済の活性化を目指します。

背景と目的

オーツーは、これまでFFGに製造業ビジネスの構築支援を行ってきました。具体的には、FFGグループのエンジニアリングや新たなビジネスモデル構築など、製造業に対する多角的な支援が行われてきました。特に、半導体メーカー・ローム・アポロ社と共同での調達業務受託や、新工場建設支援サービスの提案が進行中です。これにより、地域の製造業の競争力強化が求められています。

長期的かつ戦略的に両社の関係を進化させる必要性が認識され、グローバルコアトップ（GCT）企業の創出に向けた新たなビジョンが策定されました。GCT企業とは、コア事業領域や戦略を持ち、グローバルな市場で価値を発揮する企業のことを指しており、これを九州から発信することが目指されています。

提携の成果

この提携により、オーツーは製造業に関する専門的知見と実行力を、FFGは幅広い地域ネットワークと金融機能を提供しています。両社の強みを生かして、金融・技術・コンサルティングの三位一体による支援が強化されます。戦略的な人材交流プログラムの実施により、金融、製造、コンサルティングのスキルを兼ね備えたプロフェッショナル人材を育成し、更なる企業価値の創出が期待されます。

また、具体的な取り組みとしては、DXソリューションの共同開発や業界再編の仕掛け、模擬工場建設提案などが挙げられます。オーツーの製造業コンサルティングノウハウを活用し、業界の最新トレンドを取り入れることで、地域経済における持続的な発展に繋げることを目指します。

今後の展望

オーツー・パートナーズとFFGは、共同で九州におけるGCT企業を生み出し、地域に根ざした「真の豊かさ」の実現を共通の目標とします。この取り組みにより、九州の製造業の熱量を原動力とし、地域経済のさらなる成長を支えることが期待されます。

この提携がもたらす新たな価値が、地域の製造業界にとってどのような変化を生むのか、今後の展開が注目されます。両社の連携により、地域経済の成長を支える新しいビジネスモデルが形成され、福岡地域全体の発展に貢献することが期待されています。