新年度の職場環境調査:7割の会社員が感じるオフィスの不満
株式会社イデックスビジネスサービスが運営するオフィスリノベーションサービス「WAKURINO(ワクリノ)」が、新年度に業務環境の変化を経験した会社員を対象に「オフィス環境とモチベーション」に関する調査を実施しました。この調査により、約7割の回答者がオフィス環境に対する不満を抱えていることが明らかになっています。今回は、調査結果をもとに、オフィス環境の改善が我々の働き方に与える影響について考察します。
調査の概要
調査は2025年4月22日から24日の期間に行われ、1,003人の会社員が参加しました。調査対象は、新年度に業務環境や働き方に変化があったと回答した方々です。
7割以上が「嫌だ」と感じるオフィス環境
調査において、自身のオフィス環境に対する印象を尋ねたところ、67.7%もの回答者が『働いているオフィス環境に対して『嫌だな』と感じることがある』と回答しました。具体的には、24.0%が「よくある」、49.6%が「たまにある」と答えています。この結果は、日常的に小さなストレスを抱えながら働く状況を如実に示しています。
具体的な不満の内容
具体的な経験について尋ねたところ、最も多かった不満は『空調の温度が合わず、体調を崩したことがある(38.2%)』でした。次いで『近くの会話や電話の声がうるさくて集中できない(35.8%)』、『休憩スペースが狭く、リラックスできない(31.6%)』という結果が続きました。特に、空調問題が健康に影響を与えているという点から、快適なオフィスは業務にも大きな影響を及ぼすことがわかります。
オフィスの空間デザイン
空間デザインに関しても問題が指摘されています。例えば『音がうるさい・騒がしい(46.5%)』が最多で、次いで『休憩できるスペースがない/狭すぎる(45.0%)』、『空気がこもっている(44.7%)』といった要因が挙げられました。見えない要素ではありますが、音や空気の質も快適な空間には不可欠であることが分かります。このことは、業務を行う上での集中力やリフレッシュのための休憩スペースの必要性を強調しています。
環境設備に対する不満
環境設備に関する不満も浮上しています。特に『ネットワーク環境(Wi-Fi等)の不安定さ(32.1%)』が多くの声を集め、その次に『多様な働き方(テレワークなど)が選べない(28.6%)』と『社員とのコミュニケーションが取りにくい(24.8%)』が挙げられました。現代のビジネスシーンではネットワークが不可欠であり、これが不安定であると業務に大きな影響を与えます。
不満が心に与える影響
オフィス環境への不満が従業員の心に与える影響についても考察が必要です。『長時間いるのが苦痛に感じるようになった(35.2%)』という意見が最多で、次いで『職場の空間が嫌でモチベーションが下がる(32.5%)』という声が上がりました。職場環境が気に入らない場合、仕事への意欲が低下し、出社が億劫になるという傾向も見受けられました。
オフィス環境の改善が期待される理由
調査の最後に、オフィス環境の改善がモチベーションや企業イメージの向上に寄与するかを尋ねたところ、約90%の人々が『とても思う(38.8%)』または『やや思う(49.3%)』と回答しました。このように、多くの人がオフィス環境の改善が必要であると認識している背景には、実際に働く上での快適さやモチベーションを重視する傾向が強まっているからでしょう。
新しい職場に求められる点
リニューアルの際、最も導入が望まれるポイントとしては、『デスクや椅子の使いやすさ・快適さ(42.0%)』や『空調や換気の快適さ(41.9%)』、『休憩スペースやリフレッシュエリア(39.6%)』が挙げられており、快適性の確保が求められています。リフレッシュしながら働く空間の整備は、オフィス設計において重要となっています。
まとめ
今回の調査結果から、オフィス環境が従業員に与える影響は顕著であり、快適な空間の提供が従業員の働きやすさや企業へのモチベーションを高めることが明らかとなりました。オフィスが生産性向上や社員のモチベーションに与える影響を考慮し、改良が必要であることは疑いなく、そのために正しい情報のもとでオフィス環境を整える必要があります。オフィスのリノベーションに関心がある方は、ぜひ『WAKURINO(ワクリノ)』に相談してみてください。お問合せは
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