はじめに
Z世代(2000年〜2008年生まれ)は、物心ついた頃から動画が身近にあった世代です。この度、MIL株式会社が実施した「採用動画に関する実態調査」では、Z世代が採用動画をどのように捉え、どの要素を重視しているのかが明らかになりました。
Z世代が視聴した採用動画の種類
調査によると、Z世代が視聴した採用動画の中で最も多かったのは『会社説明動画』で、63.7%が視聴経験を持っています。次いで『社員インタビュー動画』が48.9%、『社員座談会・対談動画』が30.2%と続きます。この結果から、採用動画は企業の全体像や雰囲気を理解するための重要な手段であることが示されています。
採用動画の視聴経路
Z世代が採用動画を視聴する際の経路にも特徴が見られます。最も多いのは『企業の採用サイト・ホームページ』からの視聴で、46.5%の回答。次いで就職情報サイトが34.3%、企業からのメール案内が34.1%となっています。自身で能動的に企業を検索する割合は低いため、企業側は情報提供の導線をより工夫する必要があります。
視聴スタイルと環境
また、採用動画の視聴環境についても調査がありました。約42.9%のZ世代がスマートフォンのみで視聴する傾向があり、自宅での集中した時間に動画を視聴することが多いとされています。特に、採用活動や企業研究に集中しているタイミングが最も多く、動画は情報収集のために利用されていることがわかります。
タイムパフォーマンスを意識した視聴行動
Z世代の特徴は「タイムパフォーマンス」を意識し、効率的に情報を収集する行動が顕著です。動画を視聴する前にその長さを確認する人が36.7%、タイトルや概要を確認して視聴を判断する人が35.2%います。また、必要な情報だけをピンポイントで視聴する傾向も見られました。これにより、視聴前に情報の確認ができることが彼らの満足度向上につながると考えられます。
不満点と求める要素
視聴した動画への不満も寄せられており、『良い面ばかりが強調され、広告的に感じる』との声が24.3%を占めています。その一方で、Z世代は採用動画に対して『分かりやすさ』と『情報量』を特に重視しています。『説明が分かりやすいこと』が36.8%、『情報量が充実していること』が31.8%となり、動画の短さだけではなく、質が求められていることが明らかになりました。
動画の活用法
企業は採用動画を通じてZ世代のニーズに応じた情報提供を行う必要があります。短さにこだわるのではなく、分かりやすく、充実した情報を提供することが求められています。特に、動画の内容だけでなく、それに付随する概要や目次などの情報も視聴体験を豊かにする要素です。
まとめ
Z世代が求める採用動画は、短さ以上に「分かりやすさ」と「情報量」が重視されます。企業は採用動画を作成する際、彼らの特性を正しく理解し、効率的な情報提供ができるよう心掛けることが重要です。これにより、学生が知りたい情報を受け取る環境を整えることで、採用活動をより効果的に行うことができるでしょう。