九州・四国・関東間の共同輸送がスタート
日本パレットレンタル株式会社(JPR)と小林製薬、Dr.ルルルン、関光ロジNEXTの協力による新しい物流モデルが、2025年12月1日(月)から始まります。このプロジェクトは、国土交通省の総合効率化計画に認定されており、環境に優しく効率的な物流の実現を目指しています。
共同輸送の概要
今回の共同輸送では、九州と四国、関東を結ぶ海上輸送ルートが設定されています。具体的には、以下のルートで運送が行われます。
- - 九州~四国(新門司港~徳島港):JPRによるレンタルパレットの輸送
- - 四国~関東(徳島港~東京港):小林製薬(日用雑貨)、Dr.ルルルン(フェイスマスク)の混載
- - 関東~九州(東京港~新門司港):小林製薬の日用雑貨輸送
この船舶輸送は、オーシャントランス株式会社が運航し、関光ロジNEXTが全行程を担当します。
効率的な輸送のメリット
高い積載率の実現
これまで、出荷ロットの規模が小さい場合にはコスト面から陸送が主流でした。しかし、14メートルセミトレーラーを活用することで、複数の企業の製品を混載し、海上輸送にシフトすることが可能となりました。これにより、輸送コストを抑え、効率的な運送が実現されます。
実車率99.4%、CO2排出量20%削減
このプロジェクトのもう一つの大きな成果は、実車率が99.4%に達する点です。企業間の輸送をマッチングし、物流拠点を効果的に回ることで、無駄を排除した運行が可能です。さらに、モーダルシフトを導入することで、年間でCO2排出量が約29.5トン、20%の低減を計画しています。
労働環境の改善
長距離の陸送から海上輸送に移行することで、ドライバーの労働時間も約843時間、実に65.9%の削減が可能となります。これにより、ドライバーの労働環境の改善が期待されます。
物流効率化法による認定
今回の取り組みは、国土交通省より物流効率化法に基づく総合効率化計画として認定を受けており、今後もさらなる発展が期待されます。詳細は国土交通省の公式サイトで確認できます。
未来への展望
物流業界は近年、さまざまな課題を抱えています。特に、ドライバー不足や物流費の上昇、CO2削減が大きな問題となっています。JPRは、今後も多くの企業との共同輸送の推進を目指し、さらなる物流効率化を進めていく方針です。従来の輸送ルートを見直し、混載輸送の拡大を図ることで、より優れた物流サービスを提供できるよう取り組みます。
このように、JPRとそのパートナー企業の取り組みは、持続可能な物流の実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。効率化された輸送ルートは、今後の物流の常識を変える可能性を秘めています。