在宅医療を支える新たな一手『CrossLog Chat』
福岡市に本社を置くクロスログ株式会社が、在宅医療の現場での多職種間のコミュニケーションを円滑にする新しいサービス『CrossLog Chat(クロスログチャット)』のベータ版をリリースしました。このサービスは、高齢化が進む日本において在宅医療の重要性が増す中、現場での情報共有の効率化を目指しています。
サービスの背景と目的
昨今、日本においては高齢化の影響で在宅医療の利用が増加していますが、それに伴い、医療従事者の不足や情報共有の非効率を問題視する声が高まっています。特に医師、看護師、介護士などが多く関与する在宅医療の現場では、電話やFAX、汎用チャットアプリなど多様な手段が使われており、これが情報の分散や属人化を招いていました。このような現状の中で、クロスログは『CrossLog Chat』を開発することで、業務の効率化と質の高い医療の提供を実現したいと考えています。
クロスログチャットの特徴
このコミュニケーションサービスは以下の特徴を持っています。
1.
在宅医療に特化した設計
クロスログチャットはインターネット環境があれば、どんな端末からでもリアルタイムでやり取りができます。患者ごとや施設ごとにグループチャットを設定できるため、必要な情報を必要な相手に速やかに伝えることが可能です。
2.
安心・安全な情報管理
個人情報や患者データを扱うため、3省2ガイドラインに準拠した高いセキュリティ基準を満たしており、安心して利用できる環境を提供します。
3.
情報とスケジュールの連携
患者情報やスケジュール管理機能が一体化しており、予定変更がある場合も自動的に通知されるため、従来の確認作業の手間を大幅に削減できます。
4.
導入の簡便さ
サービスは無料で提供されており、医療・介護従事者であればアプリをインストールするだけで利用が開始可能です。
利用方法
サービスを利用するためには、まずアプリをダウンロードする必要があります。以下のリンクから、それぞれのデバイスに応じてダウンロードが可能です。
代表からのメッセージ
クロスログの代表である宮原智新氏は、「在宅医療には多職種の連携が欠かせませんが、依然としてアナログな方法に頼る場面が多くあります。これを克服するために『CrossLog Chat』を開発しました。今後はさまざまな機能を追加し、在宅医療の総合プラットフォームとして進化させていくつもりです」と語っています。
今後の展望
『CrossLog Chat』は2025年の正式版リリースに向けて、さらなる機能の拡充が予定されています。スケジュール管理や通話機能の導入により、より多くの現場での活用が期待されています。
クロスログは今後も医療のデジタル化を進め、患者や医療従事者にとってより快適な環境を整えていくことでしょう。