AIプラットフォーム「meviy」が新機能を搭載
機械部品の調達において、AI技術を駆使するプラットフォーム「meviy(メビー)」が、2025年5月12日に新たに「プロジェクト共有機能」をリリースします。この機能の導入によって、複数の関係者が設計情報を共有し、共同で編集できることが可能になり、作業の効率化が期待されます。
プロジェクト共有機能の概要
新機能では、meviyにアップロードされた機械部品の設計や見積もり情報を社内外の関係者と簡単に共有できるようになります。さらに、meviyが提供する3Dビューワーを利用して、部品の詳細な確認や編集をリアルタイムで行えるため、これまで以上にスムーズな共同作業が実現します。
企業の設計現場では、設計者や購買担当者、協力会社など多くの関係者がいることが一般的で、これまでは部品情報の共有に手間がかかっていました。しかし、新機能により、複数名が一元的にプロジェクトを進めることができ、生産性の向上にも寄与します。
背景とニーズ
製造業の多くのプロジェクトでは、設計者や協力会社が関わり、情報のやり取りが日常的に行われます。現状、meviyには型番情報を確認できる「型番共有機能」がありますが、部品の仕様などを編集できるのは3D CADデータをアップした担当者のみでした。このため、複数名で進めるプロジェクトの中で、部品情報を一元管理したいというニーズが高まっていました。
今回のシステム開発により、プロジェクト共有機能が実現。これにより、部品情報の更新や協力会社との連携が円滑になり、見積もり作業の効率が大幅に向上します。
利用シーン
新機能の利用方法は多岐にわたります。以下に利用シーンをまとめました。
- - 検図や見積もり内容の確認、設計に関する相談時に部品情報を共有
- - 一つのプロジェクト内で複数の設計者が同じフォルダで見積もり作業を同時進行
- - 協力会社からの設計変更発生時に部品情報を迅速に更新
操作イメージ
このプロジェクト共有機能の操作は簡単で、次の流れで進められます。
1.
共有するユーザーの操作
- 対象フォルダやプロジェクトにチェックを入れ、共有ボタンをクリックします。
- 設定ダイアログで共有先やアクセス権限(閲覧者または編集者)を指定。
2.
共有を受けるユーザーの操作
- ログイン後に、プロジェクト一覧に新しいプロジェクトが表示されます。
- アクセス権限に基づいて、3Dビューワーでの閲覧や編集が可能です。
このように、meviyのプロジェクト共有機能は、現場でのニーズに応える形で設計されたことで、実際の業務に役立つシステムとなっています。
未来への展望
ミスミは、今後も引き続きサービス向上を目指し、IA(インダストリアル・オートメーション)産業におけるユーザーに対し、グローバルに時間価値を提供することで、生産性のさらなる向上に貢献していく方針です。
「meviy」を利用することで、機械部品調達の現場における作業負担が大幅に軽減され、より効率的な業務が実現されることを期待しています。
詳しい情報やサービスの詳細については、
meviyサービスサイトをご覧ください。