高校生のアイデアから生まれた奈良漬さろんの新商品特集

高校生のアイデアから生まれた新たな奈良漬の世界

福岡県の有限会社奈良漬さろん安部は、2025年11月28日（金）に新商品「SALON DE AMBRE 酒粕ドレッシング」と「SALON DE AMBRE 酒粕ジェラート」を発売することを発表しました。この新商品は、奈良漬の製造過程で発生する酒粕を再利用したもので、地元の高校生との共同開発によって生まれたアイデアです。

商品開発の背景

奈良漬さろん安部では、長年にわたり奈良漬を作り続けてきました。製造過程で生まれる野菜の旨味が残った酒粕は、これまでは主に肥料として利用されてきましたが、今回新たに「食材としての可能性」を探ることになりました。福岡県北九州市小倉北区にある東筑紫学園高等学校の食物文化科の生徒たちが、酒粕を活かした新商品を提案したことが、このプロジェクトのきっかけです。

生徒たちは授業を通じて地域の資源を活用し、環境に配慮した商品開発に挑戦しました。これに共感した奈良漬さろん安部とのコラボレーションが実を結び、酒粕ドレッシングと酒粕ジェラートが誕生したのです。

酒粕ドレッシングとジェラートの魅力

酒粕ドレッシング

新商品の酒粕ドレッシングは、添加物を一切使用せず、厳選した自然素材のみを使って作られました。酒粕に溶け込んだ野菜の旨味は、サラダやマリネなど幅広い料理にマッチします。まろやかでコクのある味わいは、ただのドレッシングに留まりません。

酒粕ジェラート

一方、酒粕ジェラートは冷たいお菓子として、まろやかさと優しい甘みが特徴です。このジェラートに使われている酒粕は、食べることで健康や美容にも役立つ成分を含んでおり、大人から子供まで楽しめるデザートです。

環境への配慮とサステナビリティ

奈良漬さろん安部では、伝統的な奈良漬づくりの技術を維持するだけでなく、サステナブルな発想を大切にしています。酒粕を再利用することで、食品ロスを減少させ、より環境に優しい製品を提供することを目指しています。この取り組みは、地域の高校生たちの環境意識を高める良い機会ともなっています。

発売記念イベント

新商品の発売を記念して、11月27日（木）から12月3日（水）まで、小倉井筒屋の8階で「京築のグルメと特産品フェア」が開催されます。この期間中、奈良漬さろんの酒粕ドレッシングとジェラートが販売されるほか、11月28日（金）の14:00〜16:00および12月1日（月）の13:30〜16:30には、共同開発に参加した高校生たちも販売活動に携わります。

地元の高校生と協力しながら地域を盛り上げるプロジェクトは、来場者にとっても大きな魅力です。会場では、奈良漬の魅力とサステナブルな取り組みを直接体験できる貴重な機会となるでしょう。