CO₂排出量削減と事業成長を両立するZIPAIRの挑戦
株式会社エスプールブルードットグリーンが主催したサステナビリティイベントには、27の企業から37名の参加者が集まりました。このイベントでは、ZIPAIR TokyoのCMOである松尾氏がセッションを行い、CO₂排出量削減と事業成長の関係性について深く掘り下げました。
ZIPAIRの国際規格に基づく認証取得
ZIPAIRは、2025年5月に航空業界で初めて「ISO 14068-1:2023」のカーボンニュートラリティ第三者認証を取得しました。この認証は、環境への影響を最小限に抑えるための原則と要求事項を規定した国際スタンダードです。松尾氏は、認証取得の背景やプロセスでの成果を紹介し、特に「排出原単位」削減に注目しました。
この考え方は、事業拡大を図る企業にとって「どうCO₂排出を減らしながら成長できるか」という大きなテーマとなります。松尾氏は、「便数を減らすだけではビジネスが成り立たない」と振り返り、効率的な輸送法と成長の両立が重要であることを強調しました。
CO₂削減の新たな視点
松尾氏は、CO₂削減をコスト負担としてではなく、成長指標として捉えるよう社内に浸透させることに成功しました。また、国際基準に準じた第三者認証は企業信頼性を高め、グリーンウォッシュリスクを減少させる効果もあります。
さらに、ZIPAIRは今後、機内食器材料の見直しや飛行方法の再検証といった、新たな脱炭素策にも取り組む意向を示しました。
参加者との対話が生んだ新たな知見
トークセッション中は「コスト回収についての考え」や「顧客の反応」といった、実務に即した質問が飛び交いました。これにより、参加者はコスト管理や顧客コミュニケーションなどの実務的な論点について理解を深めることができました。また、セッション後にはサステナビリティ担当者同士の交流も行われ、特定の課題に対する意見交換が活発に行われました。参加者からは、他の企業の実績を直接聞けて参考になったというフィードバックも寄せられています。
未来への展望とコミュニティの役割
2026年にスタートする排出量取引制度や、2027年に適用予定のサステナビリティ情報開示基準に対して企業の要求が厳しくなる中、各社の優先順位をどう設定するかが重要です。Boyadgeは、多様な企業が集まり知見を共有することで、新たなインスピレーションや行動を促す場として機能しています。今後ともコミュニティの拡大を図り、次世代のサステナビリティスタンダードを共に作る挑戦を続けていく予定です。
Boyadgeとは?
Boyadgeは、環境問題やサステナビリティに関する情報を発信することを目的に運営されています。2023年より、エスプールブルードットグリーンが開始したこのサービスは、参加企業の数は300社を超え、参加人数も500名を超えており、国内で最大級のクローズド型コミュニティとなっています。企業が協力し合い、解決困難な脱炭素問題に取り組むためのネットワークを築いています。