ルリーロ福岡とチャリチャリが連携！新たな地域交通プロジェクト始動

福岡のスポーツ界に新たな潮流が生まれました。シェアサイクルサービス「チャリチャリ」とジャパンラグビーリーグワンに所属する「ルリーロ福岡」、そして西部ガスグループが手を組み、地域の交通課題を解決するプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、久留米市の「久留米市総合スポーツセンター陸上競技場」を中心に進められ、スポーツツーリズムの促進を図るものです。

プロジェクトの目的と期待される効果

この取り組みは、スポーツと異分野の技術を組み合わせたオープンイノベーションを基にしています。スポーツ庁が主催する「SPORTS OPEN INNOVATION BUSINESS DEVELOPMENT 2025」にも採択された本プロジェクトは、交通の課題解決を通じて地域の新たな価値を創出することが期待されています。

ルリーロ福岡は、確固たる地域密着型のクラブチームであり、400社以上のパートナーと連携しながら活動しています。試合の日には、多くのファンがスタジアムを訪れますが、現状ではアクセスの悪さや駐車場不足が影響し、周辺道路の渋滞が発生しています。これを受けて、ファンや地域、企業が一体となった新しい地域共創の仕組みを築く必要がありました。

シェアリングサービスの導入

今後、「チャリチャリ」のシェアサイクルサービスが久留米市でも展開され、約270台の自転車と80か所のポートが運営される予定です。このサービスは、公共交通機関と接続することで最後の一マイルの移動をサポートし、観戦前後に観光スポットを巡る楽しみを提供します。さらに、西部ガスの駐車場シェアリングサービス「西部ガスのシェア車庫」により、空いている駐車場をシェアすることで、事前に駐車場を予約できる仕組みが整います。

こうしたサービスは、観客にとってシームレスで快適な観戦体験を提供し、交通渋滞を軽減することに寄与します。また、観戦をきっかけに新たな人の流れが創出され、地域活性化にもつながると考えられています。