i-PROがグッドデザイン賞2025を受賞
i-PRO株式会社が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞2025において、「スピーカーカメラ」と「監視用ミリ波レーダー」の2製品で受賞を果たしました。これにより、i-PROは2024年度に初めて受賞したコーナーカメラに続き、2年連続での受賞となりました。今回は、この新たな革新的製品群の特徴やデザインの背後にある理念を深掘りしていきます。
スピーカーカメラの受賞理由と特徴
開発背景
近年、病院や介護施設、さらには小売店においても人手不足が深刻な課題となる中、安全対策としてセキュリティカメラの導入が進んでいます。このような背景を受け、i-PROは映像監視だけでなく、即座に音声での対応が可能なリモートコミュニケーション機能を備えた「スピーカーカメラ」を開発しました。
審査員からの評価
グッドデザイン賞の審査員からは、スピーカーカメラが持つ音声による遠隔コミュニケーション機能が高く評価されました。音声によるやりとりが可能であるため、従来のカメラよりも安全面での安心感を与える設計となっています。また、2トーンのデザインは監視感を軽減し、設置する場所に自然に溶け込めるよう工夫されています。
具体的なデザインのポイント
- - ミニマルな外観:コンパクトでシンプルな形状が、様々な空間に適応。
- - 柔軟な設置形態:壁付け、天井付け、卓上設置が可能な可動式のスタンド。
- - 夜間利用:赤外線LEDを駆使し、暗闇でもしっかりと検知。
監視用ミリ波レーダーの受賞理由と特徴
開発背景
一方で、発電所や空港、湾岸などの広域な施設では、人的コストの問題や監視範囲の拡大に伴う多くの課題が浮き彫りになっていました。特に、誤報の多発は大きな問題であり、これを解消するために新たな技術に着目しました。それが高精度で広範囲をカバーする「監視用ミリ波レーダー」です。
審査員からの評価
透明感のあるドーム形状が、発電所や空港などの厳しい環境でもしっかり機能する設計として高く評価されました。特に、雨風による影響を受けにくい設計でありながら、省スペースでの設置を可能にしている点が際立っています。また、内蔵されたカメラによる二重追跡機能が付加され、さらなる精度と安心感を提供します。
デザインの工夫
- - ドーム形状:防水防塵性を保ちながらも、機能性を追求した設計。
- - 設置のしやすさ:取り付け金具が一体化されており、施工時の負担を軽減。
- - 可視化の工夫:アプリ上で検知エリアを直感的に確認できる機能を搭載。
まとめ
i-PROの「スピーカーカメラ」と「監視用ミリ波レーダー」は、それぞれ異なるニーズに応える革新的なデザインを誇ります。安全性を確保しつつも、省人化が求められる現場において、そのデザイン・機能性は非常に高い評価を受けています。これからの防犯技術をリードしていく存在として、今後の展開から目が離せません。