福岡アジア都市研究所セミナーでの講演内容
9月18日、福岡市で開催された「令和7年度 第1回都市セミナー」にて、株式会社スキルアップNeXtの石橋和幸氏が登壇しました。このセミナーは、公益財団法人福岡アジア都市研究所が主催し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを討議する場として設けられました。
福岡アジア都市研究所について
福岡アジア都市研究所は、福岡市の発展とアジア地域への貢献を目指すシンクタンクで、都市政策に関する研究と提案を行っています。特に、2040年にカーボンニュートラルを達成するため、市民と企業の脱炭素行動に関する研究に力を入れています。今回のセミナーもその一環として位置付けられています。
セミナーのテーマと内容
今回のセミナーは「脱炭素社会の実現に向けて」をテーマに、多くの専門家や企業関係者が集まりました。石橋氏は、GX(グリーン・トランスフォーメーション)の重要性と、そのために必要な人材育成について詳しく解説しました。具体的には、最新の国内外の脱炭素の動向や、中堅・中小企業が直面する環境の変化について言及しました。
講演の主なポイント
1.
脱炭素化の背景・動向
石橋氏は、脱炭素化の重要性とその背景にある要因を詳しく解説しました。国際的な気候変動問題、企業活動への影響、そして社会全体の意識の変化が、脱炭素に向けた動きの背景にあると強調しました。
2.
企業を取り巻く環境の変化
変わりゆくビジネス環境において、企業は持続可能な成長を目指さなければなりません。特に中堅・中小企業は、変化に適応するための戦略が求められています。
3.
GX人材育成の重要性
脱炭素社会を目指す中で、GX人材の育成が非常に重要であることを説明し、次世代を担う人材の確保と育成が必要不可欠であると訴えました。特に、中堅・中小企業はこの点でのサポートが求められています。
4.
具体的な支援策の提案
最後に、政府や地方自治体が提供している具体的な支援策についても言及し、企業がどのようにこれらを活用できるのかについてアドバイスを行いました。
登壇者プロフィール
石橋和幸氏は、スキルアップNeXtのGX組織開発部のユニット長を務めています。関西電力グループで100以上のエネルギー関連プロジェクトに従事した経歴を持ち、現在は日本のGX推進の中心人物として活躍しています。また、「ウチの会社電気売るんだってよ」や「ウチの会社ガスも売るんだってよ」といった著書もあります。中小企業診断士としても、その知識を活かしながら活発に活動しています。
まとめ
今回のセミナーは、福岡市が抱えるさまざまな課題に対処するための貴重な知見が得られる場となりました。石橋氏の講演は、中堅・中小企業が今後の変化にいかに対応していくかを考える上で、非常に有意義な内容でした。福岡アジア都市研究所は、今後も地域の発展に向けて、意義ある研究と提案を続けていくことでしょう。