福岡県で開催される外国人雇用研究部会
福岡県社会保険労務士会が主催する「第3回 外国人雇用研究部会」が、2025年12月12日に開催されます。この研究部会では、外国人労働者を雇用するための重要な知識を提供し、労務管理の専門家としての役割を果たすことを目指しています。
変化する外国人雇用制度
日本では、2027年4月から現行の技能実習制度が新しい「育成就労制度」に移行します。この制度改正は、外国人労働者に関する根本的な見直しを意味しており、技能実習の目的である「人材育成」と「労働力確保」をより明確に分け、公正で透明な外国人就労が求められています。また、近年の政権交代により、外国人材の受け入れに関する審査や管理が厳格化されることが予想されています。
今でも日本は人手不足に悩まされているため、外国人と共に生きる社会の構築は避けては通れません。こうした中で、社会保険労務士の専門知識と経験が必要とされています。
業務実務に役立つ内容
研究部会では、以下のようなテーマについての講義が行われます。
- - Chapter 1: 顧問先から寄せられる労務実務についての質問(雇用契約、解雇、休憩および休日、有給休暇など)を解説。
- - Chapter 2: 技能実習と特定技能の現状や課題(実際の社内での発生事案など)を共有。
- - Chapter 3: 労働基準法だけでは解決できないトラブル事例(健康診断、労災事故、労働組合対応など)を取り上げます。
講師について
今回の講義を担当するのは、社会保険労務士法人エミフルの代表社員、田口浩司氏です。田口氏は、福岡県社会保険労務士会の福岡東支部に所属し、人材アルバ株式会社の代表取締役でもあります。多様な分野での経験と専門知識を持つ彼は、年間20,000人以上の受講者に対する法定講習を実施しており、外国人労働者の支援においても高い専門性を見せています。全地で講演や研修を行い、現場に強い社労士の育成に情熱を注いでいる方です。
お問い合わせ情報
社会保険労務士法人エミフル
- - 所在地: 福岡市博多区博多駅東2丁目17-5 ARKビル3F
- - 電話: 092-402-1970
- - 公式サイト: emi-full.or.jp
この研究部会を通じて、最新の知識を得ることで、福岡県内の外国人雇用がより円滑に行われることが期待されます。労務管理の最先端を学び、共生社会を支える一員として貢献しましょう。