YEデジタル、MMLogiStationの新機能で倉庫効率を向上
福岡県北九州市に本社を構える株式会社YEデジタルが、同社の倉庫自動化システム「MMLogiStation」の機能を強化し、新しい提供を始めました。この取り組みは、2021年のリリース以降、倉庫管理の効率を高めるための進化を続けてきた「MMLogiStation」において、さらなる生産性と運用の安定性の向上を図るものです。
MMLogiStationの背景と進化
「MMLogiStation」は、そのリリース時から高い評価を受けており、倉庫管理システム(WMS)からマテハン制御とオペレーション機能を分けることで、拡張性の高いシステムの構築を実現しています。2025年7月には、さらにGTP系作業の効率化オプションも加える予定で、物流業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を目指しています。
新機能の強化ポイント
今回のバージョンアップでは、以下の3つのポイントに注目しています。
1.
生産性の向上
この機能では、欠品や補充の管理や出荷業務の支援を行うことで、業務のトータルな効率化を図ります。また、納品書や送り状の発行がサポートされ、棚卸計画も支援する機能も追加されました。
2.
運用安定性の向上
設備の監視機能やアラートによるプッシュ通知の実装で、倉庫内の運用が安定し、スムーズな稼働が可能になります。それにより、運用中の問題を即座に把握し、迅速に対処することができます。
3.
トレーサビリティの強化
実績管理機能が強化されたことで、過去の履歴を追跡しやすくなり、業務の透明性が向上します。これにより、顧客への信頼性も向上し、コンプライアンスを遵守する上でも大変重要です。
小売・流通業と製造業向けの特長
YEデジタルの「MMLogiStation」は、小売および流通業向けにも特に力を入れています。出荷業務支援機能の追加で、業務にかかる人的工数を削減し、業務スピードを向上させることが期待されます。また、製造業においては、設備監視やアラート通知機能が付加されたことで、運用の安定性が強化され、品質トレースがより容易になりました。特に、その高い品質基準が求められる製造業にとって、安心して長期間利用可能な環境が整うことは見逃せません。
今後もYEデジタルは、「MMLogiStation」をより多くの物流業者や製造業者に提供し、倉庫の自動化やデータ活用を進めることで「持続可能な物流」の未来を提案し続けます。
この新たな取り組みを通じて、業界全体がさらに発展することが期待されます。ぜひ、最新の機能を活用し、競争力のある業務運営を目指してみてはいかがでしょうか。
詳細については、YEデジタルの公式サイトをご覧ください。
YEデジタル公式サイト