2025年12月5日、福岡で行われたB.LEAGUE 2025-26シーズンの試合、ライジングゼファーフクオカは神戸ストークスと対戦しました。結果は71-88で福岡が敗れ、神戸には敵わず、苦しい展開が続きました。
試合前半の展開
試合は難しいスタートとなりました。福岡は途中、#34アギラールがオフェンスリバウンドからのダンクで気を吐きましたが、神戸の厳しいプレスと#4寺園の巧妙なゲームメイクに苦しみ、早々にビハインドを背負ってしまいました。前半5分で4-15と10点差となり、福岡は#5リードを投入してリズムを変えようと試みましたが、神戸も#1アルキンズの積極的なプレーで簡単には点差を縮められませんでした。
福岡にとって明るい兆しは、前日に正式加入した#20中谷がプロ初出場を果たすと観客を沸かせましたが、レイアップがゴールに嫌われ、気を引き締め直す結果となりました。第1クォーターは13-29で終了し、その後も神戸が優位に立つ展開が続きました。
福岡では#24バーレルが高い打点からのジャンパーを決めたものの、神戸は#33笹倉や福岡の#8青木の3ポイントシュートが応酬する形に。青木が2本目の3ポイントを決めるも、神戸のセットの戻りも早く、前半終了時には37-56と大きな差が生じていました。
後半の奮闘
後半に入り、福岡は神戸の#5バッツによるオフェンスリバウンドを防ぐことができず、更なる追い上げに苦しみました。神戸はシュートを外しても、オフェンスリバウンドを活かして再度点を増やすなど、福岡は点差に苦しむ時間が続きます。しかし、福岡も#10スンや#23村上の粘り強いプレーにより、徐々にチームの勢いを盛り返す展開に。
中谷が再びコートに出ると、鋭いディフェンスでターンオーバーを誘発しました。一方で、神戸の相手に対するプレッシャーが強く、福岡は打つべきチャンスを得られない場面が多く見受けられました。第3クォーター終了時には55-78と少しずつ差を広げられましたが、福岡は反撃を試みます。
結果とコメント
最終クォーター、福岡は必死に反撃し、中谷のフリースローでプロ初得点を決め、少しでも点差を縮めようとしましたが、神戸を崩すには至らず71-88で試合を終えることになりました。試合後、福島HCは前半の立ち上がりのミスを指摘し、リバウンドやターンオーバーの改善が明日の試合に繋がると強調しました。
中谷選手は、チームが敗れたことを悔しがりつつも、今後は自分の強みをチームで生かし、勝利に貢献できるよう成長していくことを誓いました。
今後の試合に向けて福岡のチームがどう立ち上がるか、多くの期待が寄せられています。彼らの成長を楽しみにしつつ、次回の試合に注目していきましょう。