NEOスナック街 窟
2025-11-27 16:08:28

未来のスナック文化を守る新空間「NEOスナック街 窟」が銀賞受賞

博多・中洲の新たな夜の魅力「NEOスナック街 窟」



福岡の博多・中洲に誕生した「NEOスナック街 窟(KUTSU)」が話題を呼んでいます。この新しい横丁空間は、昭和から続くスナック文化を未来へと繋げる試みとして、日本最大級の空間デザインアワードである「日本空間デザイン賞2025」の食空間部門で銀賞を受賞しました。応募作品数835の中での快挙は、多くの人々にとって未来のナイトカルチャーに対する希望を象徴する出来事と言えるでしょう。

新しい横丁の誕生



「NEOスナック街 窟」は、築約50年のキャバレー跡に誕生した、全7軒のスナックが並ぶ新たな空間です。群青色のアーチ状のエントランスをくぐると、まるで洞窟に足を踏み入れたかのような感覚を味わえます。狭い通路が生み出す親密さは、訪れる人々の距離を近づけ、古き良き賑わいを再現しています。デザインはミニマルに統一されており、各店舗の個性が際立ちながらも、ひとつの街としてのつながりを感じさせます。

社会的課題への挑戦



最近、スナックの数は急速に減少し、背景には店舗の老朽化や店主の高齢化、さらには開業コストの上昇があります。それに対抗すべく、有限会社若松地所はこの場所を「共同運営型のスナック街」として再編集しました。共用スペースの活用により、コストを抑えつつも新たなビジネスモデルを確立し、地域のスナック文化を継承することを目指しています。開業形態は約3坪という小さなユニットで、初めてのオーナーでも安心して始められる環境を提供。

地域文化の再生を目指して



「NEOスナック街 窟」は、ただの飲食空間ではありません。それは新しい夜のスタートアップを支援する拠点であり、地域コミュニティが自然に育まれる場所でもあります。各店舗はトイレなどの設備を共有することで、維持費を抑え、オーナー同士のサポートが生まれる仕組みです。これにより、地域の新たな人材を発掘し、次世代にスナック文化を受け継ぐことを目指しています。

代表の想い



代表取締役の柴田芳孝氏は「昭和のノスタルジーを超えて、現代のニーズに合ったスナック文化を未来へ繋げたい」と語ります。スナックに対する興味を持つ若い世代が増えるよう、個性的で魅力的な空間を提供することが求められています。特に、「働きたい」という意欲を持つ若い女性が敬遠する大き過ぎる内装や営業スタイルを見直し、現代的なアプローチを取り入れています。

施設詳細



  • - 名称: NEOスナック街 窟(KUTSU)
  • - 所在地: 福岡市博多区中洲3-6-15 會楽園ビル2F
  • - 店舗数: 7店舗(各 約10㎡・約3坪)
  • - オープン日: 2024年10月3日
  • - 総面積: 118.8㎡(約36坪)

夜の博多・中洲で新たなコミュニティを目指す「NEOスナック街 窟」にぜひ、立ち寄ってみてください。新たな出会いや体験が待っていることでしょう。


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